MEO対策
Googleマイビジネス、MEO対策とは?メリットや対策方法を解説!
投稿日:2020.12.14
Googleマイビジネス(Googleマップ)がかなり一般的に認知されてきましたが、今回の記事では、会社や店舗の情報をマップ上などに表示するサービス「Googleマイビジネス」のメリットや活用方法をご紹介します。
目次
Googleマイビジネスとは
Googleマイビジネスとは、会社や店舗情報をGoogleの検索結果やGoogleマップに登録、表示することが無料で出来るサービスです。
Googleマイビジネスを利用すると、登録した情報は、PCから検索すると検索画面上と画面右上に、スマホ画面では検索結果上に表示されています。認知度や集客力の向上が期待できます。
このサービスは会社や店舗だけでなく、住宅や出張型の店舗を持たないビジネスでも登録することが出来ます。
MEO(Googleマップ)対策ってなに?

MEOとは Map Engine Optimization の略称で、MEO対策とはGoogleマイビジネスというGoogleが提供するWebサービスを使い、Googleマップ検索での上位表示を狙うための対策の事です。
上記の画像のようにGoogleで検索をかけた際、Googleマップ上にビジネス情報を上位表示させることができます。
特に地域密着型・店舗型・事務所型のビジネスをしている方には、絶対に行っていただきたい対策です。なぜなら、通常のホームページを検索結果の上位に表示するSEO対策に比べて、いまのところ本格的に取り組んでいる事業者が少ないため難易度が低く、比較的短期間で上位表示をすることができるからです。
比較的安価で対策することができ、なおかつ即効性があるなど、メリットが多いことから近年注目されているのがこのMEO対策になります。
Googleマイビジネス(MEO)対策のメリットと機能
・店舗の基本情報を掲載できる
・店舗や商品の写真を掲載できる
・口コミの管理・返信
・リアルタイムの情報を発信できる
・アクセス解析
・webサイトとの連結
合わせて読みたい >>Googleマイビジネス(MEO)対策はこれで完璧!【社内ノウハウ公開】
Googleの検索画面・google mapでの表示のされ方
Googleの検索画面の場合
Googleマイビジネスに情報を登録すると、Google検索の検索結果ページに下記画像赤枠のパネルを表示されます。ただし、検索結果ページに表示されるパネルは検索キーワードによって変わります。直接、名称が検索されたときに表示されることが多くあります。
また、直接的な指名検索でない場合は、下記のような情報が表示されます。「地域名+〇〇」と検索された際に、表示されることが多くあります。
Google mapの場合
Googleの検索画面の表示と同様に、キーワードの種類により表示が異なります。
直接的な指名検索を表すキーワードの場合、下記のような情報が表示されます。
また、間接的なキーワードの場合、下記のように複数の情報が表示されます。検索エンジンと同様に上位に表示されるほど、クリック率も高くなります。
店舗の基本情報を掲載
Google検索やGoogleマップにビジネス名・電話番号・住所・営業時間・ホームページURLなどを掲載することができます。
会社や店舗の名前を直接検索する以外に、「地域名+業種、サービス名」といった検索方法でも関連度の高いビジネス情報を表示してくれます。
これによって、自社のことを知らない潜在顧客が認識してくれる可能性が高まります。
店舗や商品の写真を掲載
文章だけではイメージし辛い魅力を、写真(店舗・建物の外観・内観・メニュー・商品・スタッフ)や動画を掲載することで伝えることが出来ます。
画像を掲載している場合、掲載していない場合と比べて、ホームページのURLをクリックされる回数が35%、Googleマップでルート検索される回数が42%増加すると言われています。
口コミの管理・返信
実際に使用したユーザーの口コミの管理、返信機能があります。口コミはまだ自社を利用したことがないユーザーにとって貴重な情報です。良い印象の口コミが多ければ利用することを検討してくれるユーザーも増えるでしょう。
また、投稿された口コミにはコメントを返信することが出来ます。口コミに誠意を持って返信していれば、ユーザーから少しずつ信頼が得られるでしょう。
リアルタイムの情報を発信
投稿機能を使えば、自社の商品、サービス情報から期間限定のサービスやイベントなどリアルタイムな情報を発信できます。
そうすることで、ユーザーの興味、関心を惹くことが出来ます。
アクセス解析
検索数・閲覧数・着信件数・ウェブサイトへのアクセス数、などをチェックすることができます。また、Google AnalyticsやGoogle Search Consoleでは拾いきれなかった、新たなキーワードでの流入を見つける事もできます。
webサイトとの連結
自社のホームページと連携することで、Googleマイビジネスで登録した情報で興味を持ったユーザーにホームページを訪問してもらえます。
簡易的な情報を表示できるGoogleマイビジネスに対し、ホームページはより詳しい情報を掲載できるので、ホームページと連携を取っておけばより自社について知りたいユーザーにも親切です。
SEO対策や今後のビジネス戦略の参考になる
「インサイト」という機能で「ユーザーがどんなキーワードから自社のビジネス情報にたどり着いたのか」、「自社のビジネス情報を見てユーザーがどのような行動(ホームページにアクセスする、ルート検索をするなど)をとったのか」などといった情報を閲覧することが出来ます。
これらを活用して、SEO対策をしたり、今後のビジネス戦略に役立てたりすることが出来ます。
SEOとMEOの違い
SEOは「Search Engine Optimization」の略称で、サーチエンジン最適化の意味であるのに対し、MEOは「Map Engine Optimization」の略で、マップエンジン最適化を意味します。
つまり、SEO対策とはホームページの検索順位を上昇させること、MEO対策はGoogleマイビジネス上での検索順位を上昇させることを指します。
Googleマイビジネスを使う際の注意点
表示される写真を自身で選べない
上記赤枠部分へは、任意の画像を配置することはでないため、イメージした写真が思うようにアップされない事があるので注意しましょう。
思いもよらぬ口コミが投稿されることがある
Googleマイビジネスの特徴的な機能として、「一般ユーザーからの口コミ投稿」が挙げられます。
赤枠部分をクリックすると簡単に口コミが投稿できます。
簡単に投稿できるがゆえに、思いもよらない口コミが投稿される事があります。ただし、根拠のない誹謗中傷口コミの場合などは、Googleに報告すれば削除ができます。
Googleマイビジネスの登録方法
Googleマイビジネスに登録するまでのステップは3つです。
1.基本情報を入力
まずは、Googleマイビジネスの登録ページの手順通りに、ビジネス名、住所、業種などの情報を入力します。
必要な情報を入力し終えたら、「続行」を押します。
ここで2パターンに分かれます。
既にページが作成されている場合は、地図上に会社名や基本情報と共に、「このビジネスのオーナーですか?」というメッセージが表示されます。
このメッセージをクリックするとオーナー確認のページに進みます。
ページが作成されていない場合は、「このビジネスのオーナーですか?」は表示されません。
代わりに更なる情報を入力するページが表示されます。
そのまま必要な情報を入力していくとオーナー確認のページに進みます。
2.オーナー登録をする
オーナー確認のページでは、「このビジネスを管理する権限を持っており、利用規約に同意します」というメッセージの横にあるボックスにチェックを入れて「続行」をクリックします。
この時、利用規約には必ず目を通し、納得した上で進んでください。
その後、オーナー確認コードの受け取り方法を選択する画面に変わります。
受け取り方法は次の4つです。
・ハガキ
・電話
・メール
・Google Search Consoleで即時オーナー確認
ビジネスの内容によって選べる受け取り方法は異なる場合があります。
都合の良い受け取り方法を選択しましょう。
3.確認コードを入力する
確認コードが届いたら、Googleマイビジネスにログインし、確認コードの入力欄にコードを入力します。
送信後に完了のメッセージが届けば登録完了です。
Googleマイビジネスの使い方や運用のコツ
では、実際にGoogleマイビジネスを使ってみましょう。
この項目では、Googleマイビジネスを活用する上で、気をつける点や運用するコツをご紹介します。
ホームページと情報を一致させる
ホームページの情報と差異がないように情報を入力して下さい。
特にビジネス名、住所、電話番号に異なる表記があると、検索エンジンが別々の情報と認識して、MEOの効果が減ってしまいます。
写真の掲載、可能であればストリートビューも掲載する
写真の掲載はもちろんのこと、ストリートビューを導入することで、ユーザーに強い印象を与え、MEO対策にも効果を発揮します。
こまめに口コミの管理をする
こまめに口コミに返信するなどしていれば、信頼性の高い印象を与えられると共に、より多くの口コミが投稿されビジネスの知名度が上がることでMEOにも効果があります。
Googleマイビジネスの「インサイト」を活用
Googleマイビジネスを利用する上で、活用しないともったいない機能が「インサイト」です。
ここでは、Googleマイビジネスの機能「インサイト」をビジネスやSEO、MEO対策の参考にする方法をご紹介します。
1.検索数から考えるビジネスの方針
「ユーザーがビジネスを検索する方法」という項目を見てみましょう。
ここでは何人のユーザーがリスティングを見つけたか、見つけた方法は何かといった情報が見られます。
3つの検索方法と合計検索数が円グラフで表示されます。
住所や店舗名を直接検索したユーザーの数が、「直接検索数」です。
店のジャンルやサービス名などを検索して訪れたユーザーの数が「間接検索数」です。
間接検索数は、例えば「サービス名 地域名」と検索した場合であれば、サービス名の部分と地域名の部分にそれぞれカウントされます。
複数の店舗がある場合などにブランド名で検索した場合は「ブランド検索数」です(マクドナルドであれば、「マクドナルド 店舗名」であれば直接検索数、「マクドナルド」であればブランド検索数)。
ブランド検索数の項目はPCからのみ確認可能です。
この「ユーザーがビジネスを検索する方法」はリスティングの方針を決める参考にすることができるでしょう。
例を挙げると、間接検索数よりも直接検索数が多い場合は、既に利用したことのあるリピーター客が多いと考えられます。
この結果から、リピーター客向けのキャンペーンを行うか、新規顧客を獲得する為に宣伝に力を入れるかを考えることが出来ます。
2.SEO対策に活用する
PCからのみ確認可能な項目「ビジネスの検索に使用された検索語句」からは、SEO対策を実施する際の対策キーワードに生かすことも出来ます。
この項目はユーザーがどのような語句で検索した結果、自社のリスティングに行き着いたのかを知ることが出来ます。
耳鼻科のクリニックの検索語句を例に挙げてみましょう。
病院なので、上位に地域名や耳鼻科などの語句が多く見られる中、「花粉症」というワードが出てきたとします。
ここから、中でも花粉症のユーザーが多数リスティングを見ていることが分かります。
この場合のSEO対策は、花粉症のユーザー向けの情報を発信するなどの方法が考えられます。
上位の検索語句から意外なワードを見つけたら、SEO対策に積極的に取り入れてみましょう。
3.自社のリスティングが興味をもたれているか確認する
「ユーザーの反応」の項目からは、リスティングそのものの改善を考えることができます。
この項目は、リスティングが表示された後、ユーザーがどのような行動をとったかが期間ごとにグラフ表示されます。
ここから分かるユーザーの行動は、
・ウェブサイトへのアクセス
・ルートの検索
・電話をかける
・メッセージの送信
の4種類です。
ウェブサイトへのアクセスやルートの検索の数字が少ない場合、あまりユーザーの興味を惹く内容ではないということです。
この結果から、投稿する写真や発信する情報やその更新頻度など、リスティングに見直しが必要であることが分かります。
4.マップからターゲットを決めるヒントをもらう
「ルートのリクエスト」という項目はどの地域のユーザーに向けて情報を発信すればいいのかが分かります。
この項目は、どこの地域から店舗にルート検索をしたのかが表示されます。
店舗型のビジネスであれば、このデータから商圏を考えることが出来ます。
ちなみに、先述の「3.自社のリスティングが興味をもたれているか確認する」の項目で触れた「ルートの検索」と、「ルートのリクエスト」の項目の数字が違うことがあるのは、ルートの検索は同じユーザーが5回検索した場合、5回にカウントされるのに対し、ルートのリクエストは同じユーザーが何度検索しても1回にカウントされる為です。
まとめ
Googleマイビジネスのメリットや活用方法は伝わりましたか?
インサイトなど便利な機能もありますが、あまり結果に振り回されず、あくまで参考にするというスタンスで上手にビジネスに活用していきましょう!
>>MEO対策・Googleマイビジネス運用代行について詳細はこちら
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