SEO対策
【SEO対策超基礎】メリデメ、キーワードの選び方、具体的な対策方法まで一挙解説!
投稿日:2020.12.14
SEO対策とは?【項目別解説】
目次
そもそもSEOとは?
SEOは「Search Engine Optimization」の略称です。
俗にサイトに対して設定したCV(コンバージョン)を達成するために、サイトをオーガニック検索(広告枠を除いた検索結果)の上位に表示されるように様々な措置をとることを指します。
検索上位になればなるほどサイトへの訪問率があがるため、CV数を増やすことに繋がります。
SEO対策の目的
SEOの目的は、Webサイトでの集客を伸ばし、さらにはCV数を増やすことで売り上げを伸ばします。Webサイト運営は「集客」と「サイト改善」の2本柱からなっています。集客でサイトの訪問者数を増やし、サイト改善によりCVR(CVの割合)を向上することで、CV数を増やしていきます。
CV(コンバージョン)について
CVとはwebサイトの運営をしていく上で想定していた成果が達成されることを言います。サイト運営をしていく上での目標、ゴール地点といえるのがCVなのです。
サイトの運営者が決めるものなので、サイトの形態によって様々なCVが想定されます。例えば、ECサイトなら商品を購入してもらうこと、採用サイトなら採用に応募してもらうことなどが代表的です。SEO対策においては、サイトの課題を発見するにはより多くの数字データが必要であるため、CVの達成数が多いことが望ましいです。
ですので、単価の高い達成数が限られる最終的なゴールはCVに設定するべきではありません。もし達成数が少なくなりそうなCVであれば、今想定しているゴールの一つ前の段階をCVに設定すると良いでしょう。先ほど例に挙げたECサイトであれば、商品購入が達成しづらければ、商品をカートに入れるところをCVに設定する、というように必要に応じてゴールとなるCVを調節しましょう。
どの検索エンジンを想定する?
Google、Yahoo!など検索エンジンの種類は様々なので、それぞれに対応したサイトにしなければならないと思われるかもしれませんが、実は基本的にGoogleに最適化したサイトを想定すれば大丈夫です。
日本人の検索エンジンの利用率を見ると、Googleは約70%、次いでYahoo!が約25%となっています。
その上、実はYahoo!は2010年の12月からGoogleの検索エンジンを採用しているため、検索結果にはYahoo!知恵袋やYahoo!オークション等が表示されること以外、Googleと同じ順位で表示されるのです。
そのため、実質Yahoo!はGoogleと同じとカウントすると、約95%がGoogleの検索エンジンを利用していることが分かります。これだけシェアが偏っているので、Googleの検索エンジンにさえ対応していけば問題ないのです。
合わせて覚えておきたい【MEO】
SEOと合わせてMEOを考えましょう。検索画面で検索した際に広告の次に表示される項目です。MEOはSEOと違い写真付きで表示されるためクリック率が上がります。
参照→MEO対策について徹底解説
リスティング広告との違い
リスティング広告とSEO対策との一番の違いは有料か無料であるかという違いです。 リスティング広告は有料であるため自然検索より上に表示されます。リスティング広告はインターネット広告の一部であり、 PRFacebook広告・PRinstgram広告・LINE広告もまた、インターネット広告の一部です。
SEO対策を外注した場合の費用
自分でSEO対策をしていく分には、先述したGoogleのサービスを活用しても無料で対策することができます。
しかし、自分で成果を出せるのか不安であれば、外注することも出来ます。
例えば、中小企業向けのSEOコンサルティングであれば、月10万~30万円が相場です。
他にも一括払いの内部対策であれば、10万~100万以上という相場になっています。
参照→SEO対策の費用相場
SEOのメリット・デメリット
SEO | リスティング広告 | |
クリック率 | 高い | 低い |
即効性 | ✕ 3か月~6か月 | 〇 出稿してすぐ |
運用コスト | 無料 掲載自体は無料 | 有料 予算を各自で決めれる |
コントロール性 | 低い | 高い |
メリット
●質の高いユーザーを獲得できる
●作成したコンテンツが資産となる
●リスティング広告に比べ集客力が高い
①SEOはリスティング広告と違い検索クエリに沿った検索結果が表示されるため、購読意欲の高いユーザーが訪れるため、コンバージョンの確率も高くなります。
②質と専門性の高いコンテンツを作成すると、参考記事として外部リンクを張られる可能性が高くなります。知名度が上がり集客UPにつながります。また、指名検索が増え上位表示が期待されます。
③SEO対策はリスティング広告に比べ集客力が高いとされています。下記の表をご覧ください。
SEOとリスティング広告の順位別クリック率
掲載順位 | SEO | リスティング広告 |
1位 | 31.24% | 10.11% |
2位 | 14.04% | 7.28% |
3位 | 9.85% | 5.66% |
4位 | 6.97% | 4.04% |
5位 | 5.50% | 3.13% |
参照
Google検索結果別クリック率
SEOとリスティング広告の比較
デメリット
●アップデートの際に順位が下がる可能性がある
●社長や従業員など会社のことを開示するような内容
先ほど話を聞いて「SEO対策をやればいいんだ!リスティング広告なんていらないじゃん」と思った人もいるかもしれません。しかし、そう簡単にはいきません。なぜならgoogleはサイトを評価する際に「E-A-T (専門性・権威性・信頼性」に基づいたコンテンツを正確に判断するのに普通1~3か月、もしくは半年~1年程度の時間がかかる場合があるからです。そんなの待っていられませんよね?高品質なコンテンツが増えることにより「googleで検索すれば正しい情報が出てくる」というような状況に持ち込むことで、ユーザー満足度をあげ、よリ多くの人にgoogleの検索エンジンを利用してもらうことを目的としています。
①上記で述べたように、コンテンツの品質を様々な観点から分析するため、効果が出るまでに2~3か月かかると言われています。
②検索順位を上げるのは時間がかかりますが落ちるのは一瞬です。検索アルゴリズムのアップデートのたびに、評価の基準が追加されます。一度上がったからといって油断してはいけません、常に最新の情報に目を向ける必要があります。
検索順位が決まる仕組み
SEO対策について考える前に、GoogleのSEOの仕組みについて理解を深めましょう。Googleの検索エンジンはユーザーが目的に合った情報を手に入れられるように「キーワードとの関連性」と、「提供している情報の質が高い」という2点が重視されています。
●クエリに一致する情報 ※キーワードの登場頻度やページ上の場所(タイトル、見出し、本文中など)
●ウェブページ自体の質?(コンテンツの新鮮さ・E-A-T(専門性-信頼性-権威性など) )
●ガイドラインに違反してないか?(キーワードを何度も繰り返す、リンクを購入するなど)
①ユーザーが検索したクエリ(検索ワード)だけでは読み取ることのできない裏に隠されている意図をコンテンツに組み込んでいるか。例えば「エジプト 7月 気温」と調べた人は「7月にエジプト観光に行くから、7月の気温が知りたい!」理由は服装選びです。さらにはこのような事を調べる人はエジプト初心者であると考えます。なので、エジプトの人気観光地を紹介してもいいかもしれません。ここがSEOの本質です。「自分の作りたい物ではなく、ユーザーのニーズがあるものを提供する」
参照→HPを作ってを成果が出ない理由
②検索されたクエリをコンテンツの文中にちりばめる事でクエリに一致したコンテンツと認識されます。特にタイトルと見出し部分が重要です。ユーザーが目次の見出し部分を見て、読むか決めるという事も多々あります。(・検索クエリを含める・ひと目で内容が分かりやすい・簡単な日本語を使用する)この3点に注意してださい。Googleとユーザー両方がわかりやすい文章を書くことでより多くの集客が期待できます。
③ただ単に質が高く、ユーザーが満足するコンテンツを書いただけではだめです。Googleが評価する際の基準としてコンテンツの新鮮さも重視します。20年前に正しかったことが、現在正しいとは限らないのです。なので、コンテンツを日々新しく更新する必要があります。そこでよく間違いがちなミスがあります。「新しく更新すれば良いのね!一文字だけ書き換えておこう!」このようなミスです。大事なのは“更新”ではなく“新鮮さ”です。「最新の内容・新たに分かった事実・いい回し・文脈」などの項目書き換えるといいかもしえません。
④先ほど紹介したクエリを本文中に散りばめると言いましたが同じ語句を繰り返しすぎるとガイドライン違反として圏外へ飛ばされたり、上位表示が見込めなくなります。同じ語句の言いまわしを極力避け、類義語、関連語句を意識し構成を考えましょう。さらにリンクの購入はブラックハットSEOと呼ばれページに評価を受け渡すリンクの購入をガイドライン違反と明示しています。
参照→やってはいけないSEO
SEO対策の最重要ポイント-検索キーワードの背景を理解する
検索者の心理状態
例えば「ホームページ制作 料金」でユーザーが検索した際にユーザーが知りたいの”ホームページ制作を作成するための料金”です。だからといってホームぺージの料金表だけをではユーザーは満足しません。ホームページ制作では特にSEOに対策に費用がかかります。
SEO込みでのパッケージ商品として売っているのでならば、「そもそもなぜSEOとは何なのか」、「SEOがなぜ必要なのか」、「具体的に何をしてその料金はいくらなのか」、「オプション料金の説明」などを知っておく事で不信感がなくなります。これが検索者の心理状態を理解するという事です。「親切すぎるほど丁寧」という事を頭に入れてサイトを設計していきましょう。
顕在ニーズ・潜在ニーズ
顕在ニーズ:とは実際にユーザー自身が知りたいモノ・対象を自覚している状態をいいます。氷山に例えられる事が多く、顕在ニーズとは氷山に例えるなら、水面から外に出ていてはっきりと目に見えている部分を指します。
例えば、アメリカ留学に行く学生が「アメリカ 留学 費用」と検索したとしましょう。このクエリを検索した学生の顕在ニーズは「アメリカ留学でかかる全体の費用」です。
潜在ニーズとは逆に、ユーザー自身にはっきりと自覚がないにもかかわらず心のどこかで欲求がある状態を言います。潜在ニーズは先ほどの氷山に例えると、水面下にある部分で、実際に目には見えていないが、確かに存在している部分にあたり、氷山の大きな比重を占めています。アメリカ留学の例でいうと、留学に行く際に、航空券代・語学学校の費用・保険の料金・ビザ代金など自分では意識していないが知っておきたかった部分です。
SEO対策の原点【キーワード選定の手順】
その1:市場を決める-ビジネスを再確認する
自身のサイトを運営する目的を再確認します。SEO対策による本来の目的である集客(自身の事業が最大でとれるニーズ)を軸として市場(ロングテールキーワード)を選定していきます。しかし、この際に注意差なければならない事があります。売上につながらないキーワード、あまりにもマニアックなロングテールキーワードは検索する関連キーワードが少ないため、SEOによる集客が見込めないので注意して選定しましょう。
その2:関連キーワード(ロングテール)を集める
決めたキーワードの掛け合わせキーワードから自分のビジネスに精通している内容かつユーザーのニーズが高いキーワードをとにかくたくさん広い集めることです。具体的にはキーワードプランナやkeyword toolというサジェストツールを利用することをお勧めします。
その3:競合を分析し新たなキーワードを見ける
有料ではありますが競合(上位表示されているサイト)がどのようなキーワードで流入を得ているかを調べることのできるツールで自身では拾いきれなかった掛け合わせかつニーズの高いキーワードを細かく拾っていきます。もしくは、SNS(Twitter,yahoo知恵袋)などでキーワードを入力し一般消費者の悩みから掛け合わせを見つけ事ができます。
その4:キーワードを同じカテゴリーごとに分類する
その3で集めた掛け合わせキーワードを分類します。「市町村」「価格」、アパレル店であれば「季節」「ブランド」「素材」などをまとめておきましょう
その5:キーワードに順位をつける
キーワードを分類したら、キーワードに順位をつけていきます。実際に検索してみて上位表示されているサイトが 「検索ボリューム」、「どのようなコンテンツが表示されるか」、「キーワードに対して表示されたコンテンツの中身を確認し自身のサービスに沿っているか」などの観点で順位をつけていきます。業態ごとに表示されやすい項目などが異なります。順位が一向に上がらないと思ったら業態的に上位表示が難しいことに、あとあと気づいては時間ロスになってしまうのでこの作業は手を抜かずに行いましょう。上位サイトを分析することでユーザーのニーズとそのジャンルにおいて必要な項目がおのずとわかってきます。
内部対策の基礎
質の高いコンテンツを作ることはもちろんですが、Googleに高品質なコンテンツであることを分かり易くするために、サイト内部の構造を整頓する必要があります。
具体的には、クローラーが巡回しやすいようにサイトマップを作成する、内部リンクの構造を最適化する、カテゴリを最適化する、サイトの階層や構造を視覚化した「パンくずリスト」を作成する等の対策を行います。
パンくずリストの設置
パンくずリストとはユーザー、googleに対して自分は今サイトのどこに滞在しているかを示したものです。まず「クローラー」というプログラムがインターネット上に存在するwebページを巡回し、文章や画像等の情報を集めます。
そしてその情報はデータベースに蓄積されます。
サイト構造を整える
このようにトップページから2クリック以内で全ページに移動できる3階層が理想とされています。複雑な構造は避けユーザーとgoogle両社にとって見やすいページにしましょう。
h1~h6タグの正しい使い方
h1~h6までの見出しタグをしてルールに基づいてコンテンツを構築していきます。
1. h1~h6までを順番に使用する
2. h1は1ページに1回だけ使用。
3. ページ構成以外の目的で使用しない
装飾だけの理由で見出しタグを使用しないようにしましょう。
内部リンク
上写真のカテゴリーAの下層ページであるキーワード選定の記事を読んでいた際に内部対策のことについて触れ、「もっと詳しい説明はこちら」などと内部対策ページへリンクを飛ばすことを内部リンク設置といいます。この際に気を付けなければならないことは「リンクを張りすぎない」「関係のない記事にリンクを張らない」「強引に誘導しない」ユーザーの満足度を完全に満たさないようにうまく誘導することで次の記事、次の記事と読んでいきサイトの滞在時間を上げていきます。
外部対策の基礎
被リンクとは外部サイトから自身のサイトへ向けられたリンクのことを言います。 検索エンジンはサイトを評価する際、この被リンクの質と量を重視しており、ページに質の高い被リンクが増えると、検索エンジンからの評価は向上し、上位表示が見込めます。ただ単にリンクが増えればいい訳ではありません。下位サイトからリンクを張られてもそれほど効果はないです。ここで言う質の高いリンクとはある程度上位表示されているサイトからンのリンクです。
具体的に被リンクをもらう施策について説明していきましょう。
自作の図やグラフ、イラストを作成する
→情報を分析し図、グラフを作成するのには手間がかかるので手間を省くため参考としてリンクを張られることが多いです。これらはオリジナリティ性という面で評価が高いので上位表示をする際の良い判断材料となるでしょう。
専門用語の解説、トレンド性のあるキーワードを解説
→専門用語やトレンド性のあるキーワードは知識のある人が少なく、説明も大変であるため有効です。
調査やアンケートの情報をプレスリリースする
→調査、アンケートには基本的に費用がかかります。例えば、医師などで自身の研究結果などがある場合には公開することをお勧めします。
セミナー、イベントに参加する
→セミナー、イベントに参加し協賛としてリンクを張られることもあります。Web上だけではなく体を動かして取りにいくことも重要です。
まとめ
これまで述べたように現代のSEOはユーザーの視点に立ち質の高いコンテンツを提供することが重要です。技術の進歩により小手先のSEOテクニックは効かなくなってきています。本質的なSEOを学ぶ必要があります。弊社では様々な料金プランでのSEO対策に加え、webマーケティングに関する無料相談を承っていますので是非ご相談ください。
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