SEO対策と更新頻度の関係性とは?更新頻度の必要性から具体的な取り組み方法を解説!

投稿者プロフィール

栃本常善
栃本常善株式会社マーケティング・エッセンシャルズ代表取締役/ローカルWeb集客の専門家
「顧問税理士と同じように中小企業に1人のWebコンサルタントが顧問契約することを当たり前にする」をビジョンにローカルビジネスWeb集客の専門家としてこれまで90業種以上600社超の企業や店舗、個人のWebマーケティングに関与/コンサル未経験から3ヶ月でWebコンサルになれる「Webコンサルタント養成講座」を主宰し、Webコンサルを育成するコンサルタントとしても活動する。

今回は、SEO対策と記事の更新頻度の関係性について解説していきます。 この記事から「更新頻度」の意味を理解して、自社のSEO対策に取り入れて頂けると幸いです。


 

 

SEO対策と更新頻度の関係性

SEOで上位表示を目指すには記事の品質を向上させよう!



結論からお話しすると、更新頻度が高いことが直接的なSEO対策とはなりません。サイト運営では更新頻度だけに固執せず、記事の品質向上に注力する必要があります。Googleはユーザーファーストを重視し、ユーザーの悩みや疑問を解決できる高品質なコンテンツを上位表示するという仕組みがあります。例えば、読みづらい文章や解決できない内容は低品質な記事と評価され、SEOの評価を下げてしまいます。SEOで上位表示を目指すならば、更新頻度よりもユーザーの悩みや情報欲求に応える高品質なコンテンツを提供することが重要です。そのため、更新する際は、品質にこだわりながら情報を提供し、ユーザーに価値を提供することが必要となります。

 

 

高品質なコンテンツを作成するために「E-E-A-T」に意識する

前述で「高品質なコンテンツ」とお伝えしましたが、どのようなコンテンツが良いかをお伝えします。大前提として、「ユーザーの検索意図にあった記事」を作成することが重要です。検索した意図と違う記事が表示されてしまうと、その記事は見られなくなってしまいます。もう1つ気を付けるべきポイントが、「E-E-A-T」を意識して記事を作成することです。E-E-A-Tとは、Googleがウェブページの品質を評価する際の重要な要素で、Expertise(専門性)、Experience(実体験)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字をとっています。GoogleはE-E-A-Tの重要性を「検索品質評価ガイドライン」の中でも公表しています。このような「高品質なコンテンツ」を作成していないと価値を提供できない可能性があるので注意しましょう。

 

なぜWEBサイト内のページを更新するのか

なぜWEBサイト内のページを更新するのか



「高品質なコンテンツ」を作成した上で、何故サイト内のページを更新しなければいけないのか? その理由は、検索するユーザーが古い記事よりも新しい記事を求めているユーザーが多いためです。 例えば、検索結果の画面に2021年や1週間前など、いつ更新されたのかが表示されています。これは古い記事より新しい記事を見たいと思うユーザーが多く、新しい記事を見たいユーザーのニーズに合わせて、いつ更新をしたのかを確認できるようになっています。 また、古い記事と新しい記事のクリック率を比較しても、新しい記事の方がクリック率が高い傾向もあります。そのため、ユーザーに有益な情報を伝えるためには、過去に作成した記事も更新をして新しい情報を伝え続けることが重要です。

 

 

記事の更新を行う前に確認すること

記事の更新を行う前に確認すること



まずは、トップページが狙っているキーワードで検索順位が上位表示されることが重要です。もし検索順位が上がっていない場合は、トップページを上位表示させる必要があります。理由として、トップページが上がらないと、他のページが上位表示されることは少ないからです。トップページから業種名や狙っているキーワードで上位に上げることができれば、他のページも比較的上がりやすい傾向にあります。 そのため記事をたくさん書くことも大切ですが、ユーザーがそのキーワードに対して期待しているコンテンツがトップページに網羅されているか確認して、トップページの改善や更新をしていただくと、より良いものになると思います。 また、影響力の高いものや需要性の高いものから更新頻度を上げていくことができると、結果も出やすいと思います。

 

具体的な方法

実際に記事の更新を行う場合、ただ文字を増やすといった方法ではなく目的をもって行う必要があります。今回は具体的な方法を4つお伝えいたしますので、内容を確認した上で実践してみて頂きたいです。

 

(1)質の高いコンテンツを更新する

ユーザーが知りたい情報を記事にすることが重要


手当たり次第に更新をしていけば言い訳ではありません。例えば、以下のようなことを続けても「ユーザー側が興味のないブログ」や「内容の質が低い記事」では効果はありません。

 

  1. 新着情報をアップする。
  2. ブログをたくさん更新する。
  3. 一文字だけでも毎日変える。

 

SEOに効果がある更新とは、質の高いコンテンツを更新していくことです。質の高いコンテンツとは「ユーザーが知りたい情報」や「ユーザーが求めているもの」です。それに対してGoogleに評価され上位表示される記事を書くことが重要になります。逆に質の悪いコンテンツでは、逆効果になってしまうこともありますので注意しましょう。

 

 

(2)過去に作成した記事やページをアップデートする

過去に作成した記事やページをアップデートしよう!



新しい記事やページを作る事だけが更新ではありません。 例えばAという記事が上位表示されていない場合、その記事をより上位に表示させる為に、記事をブラッシュアップして肉付けすることや、記事の内容をアップデートし記事を改善することも更新に入ります。もし、Aという記事が2021年の記事なら、2024年度版にアップデートすることも効果的です。2021年度版、2022年度版、2023年度版と記事を別々で作られる方もいますが、別々で作ってしまうのは勿体無いです。 過去に書いた記事や過去に作ったページをブラッシュアップして常にアップデートすることもWEBサイトの更新になります。

 

(3)記事以外のページを更新する

記事以外のページを更新しよう



記事についてお話をさせて頂きましたが、記事以外の更新もSEOに効果があります。Webサイトには「トップページ」があり、「固定ページという下層ページ」があり、加えて「ブログ記事」や「事例」などコンテンツを増やしていくページがあります。それらがすべて質の高いもので、尚且つ「ユーザーにとって有益な情報」「ユーザーが求めている情報」で更新していくことが重要です。

 

(4)重複コンテンツがないか

重複コンテンツに注意


オリジナル要素の内容を記載した記事を作成していないと質の高い記事としてみなされません。 例えば、効率重視でページを量産しているような記事を見ることがありますが、このような記事は、「googleからペナルティーを受けてランキングが上がらない」「(インデックスされず)検索結果に表示されない」 といったことが起こるため、注意が必要です。

具体的な例として、不用品回収の企業様でお話します。
不用品回収の企業様で、地域ごとのページを作るケースがあります。例えば「名古屋市」「豊田市」「豊橋市」といった地域ごとの記事を作成します。ただ、よく記事の内容を読むと、ほとんど同じ内容になっていることがあります。この状態は、オリジナルな記事ではなく「量産した記事」と判断されます。そうなるとgoogleからペナルティーを受け、検索結果で表示されなくなります。

大前提、記事を作る時は、ユーザーの検索意図を理解し、その意図に対して期待する回答を準備しておく必要があります。 例で紹介したエリアページを作る場合は、その地域ならではの情報や地域の方が求めている情報を記事に書くことが必要です。 そうすることで、オリジナル要素がありユーザーにとっても有益な情報を与える質の高い記事であると判断されるので、この点に気を付けて記事を作成して頂きたいです。

 

 

 

実際の店舗の適用事例

弊社が運営している整体院のHPでは、「地域名+整体」というキーワードで2番をずっと維持しています。
私たちも記事のブラッシュアップや、ページのブラッシュアップをすることによって上位表示させてきました。どこを更新すればいいか、ユーザーの期待している内容をどうやってリサーチしていくのか分からない方もいらっしゃると思います。ブログや新着情報を沢山書いても、本質的な問題に対するコンテンツや情報を書いてなかったら、ユーザーが期待している情報とは違ったり的を射ない情報になってしまうため、ユーザーが期待している内容をリサーチしながらページやコンテンツを作っていくことが重要です。

 

まとめ

更新していく方法は、単に新しい記事を増やすことではなく、情報の精度をあげていくことが必要です。 1度作成した記事の精度が必ずしも完璧なものではありません。ユーザーの検索意図を理解して、有益な情報を伝え続けられる記事を作っていくようにしましょう。

また、ホームページ内の 「お役立ち資料一覧ページ」にWeb集客成功事例など無料でダウンロードできる資料をご用意しております。例えば「Webサイト集客法〜7つの成功事例集〜」には、各企業様のWEBサイト集客の改善事例を記載しています。一部ではありますが、どんな記事を記載することで効果改善につながったかという改善事例も記載しております。 同一の業界でご活躍されている方でしたら参考頂ける情報になると思いますので、ご興味がございましたら一度お読み頂けると幸いです。