SEO対策
【SEO裏技】実店舗ビジネスなら知っておきたい、他エリアのローカルキーワードで上位表示する方法
投稿日:2021.11.22
投稿者プロフィール
- 株式会社マーケティング・エッセンシャルズ代表取締役/Web集客に強いマーケター/ これまで累計90業種以上のビジネスに関与。中小企業・ローカルビジネスのためのWebマーケティングをワンストップで支援する/自身でセミナールームや整体院、zoom配信サポートなどの事業を経営。著書に「ローカルビジネスのためのWebマーケティングが基礎から学べる本」(つた書房)がある。SEO/MEO対策、優良顧客を集めるためのメディアミックス、Webマーケティング戦略にめっぽう強い。
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しかし常識的に、「他エリア × 業態」という検索キーワードで対策をすることは少ないですし、そのメリットもあまり知られていません。SEOを学んだことがある方からすると、「そもそも、他エリアのキーワードで上位表示させること自体が無理なのでは?」と思われるかもしれません。
今回は、そんなSEOの常識を覆す事例とも言えます。
取り組みの経緯
愛知県名古屋市の千種区にあるクリニックに、弊社からご提案させていただいた事例です。
いびき治療を提供されており、「千種区 いびき治療」では検索順位がすでに3位でした。
しかし、実際の人の移動の流れを地図上で見てみると、千種区の東にある名東区から、名古屋市の中心エリアである栄谷名駅に向かって、通勤・通学で人が移動します。つまり千種区は、名東区など名古屋市の東エリアと、栄・名駅などの中央エリアの道の途中に位置しています。
それならば、名東区にお住まいの方が、通勤・通学の途中に立ち寄るニーズも取り込めると考え、「名東区 いびき治療」というキーワードでの検索順位アップを狙いました。
取り組み前の状況
もう一度整理しますと、取り組み前の状況は
・「千種区 いびき治療」で3位
・「名東区 いびき治療」で圏外
という状態でした。「名東区 いびき治療」では全く対策をしていないので、当たり前ですね。
対策の概要
そもそも、他エリアのローカルキーワードで検索順位を上げるのが難しい理由は、GoogleのアルゴリズムがWebサイトの内容の理解力を高めてきていて、「このWebサイトの事業者は〇〇区で事業をやっているので、〇〇区に関わる検索がされた時に上位表示しよう」と、アルゴリズムが決定しているからです。
ですので、他エリアのローカルキーワードで上位表示させるには、Googleに「この事業者の情報は△△区にも関わりがあるな。△△区に関する検索の時にも表示させよう」と誤認させる必要があります。では具体的にどのようなことをやると、「Googleを誤認させられる」のでしょう?
1)ページタイトルやメタ情報
このWebページのタイトルは、「名東区でいびき治療なら〜〜(クリニック名)」としました。またメタディスクリプションは「千種区〇〇駅から徒歩N分の〜〜(クリニック名)は〜〜(大通り名)からすぐなので名東区からも通いやすい、睡眠障害に強いクリニックです。通勤途中の通院も可能です。」といった趣旨のことを記入しました。
2)ページコンテンツ
コンテンツの大まかな内容は
・治療をお勧めする方の症状
・院長からのメッセージ
・いびき治療に関するよくあるご相談
・通院のペースについて
・名東区からのアクセス方法
・通院や治療に関する良くあるご質問
・名東区で連携している医療機関
といったものです。
中でも私たちが非常に注力したのが、5番目の「名東区からのアクセス方法」と7番目の「名東区で連携している医療機関」です。車でのアクセスと公共交通機関でのアクセスに分けて、道順を詳細に説明しています。実際に現地にプロカメラマンとともに伺って、目標になりそうなものの写真も撮ってきて掲載しています。周辺地域の地図も自作し、名東区から来る方が絶対に迷わないレベルまでブラッシュアップしました。「自エリアからのアクセス情報でもこんなに詳しく作り込まないだろう」というレベルです。まして、他エリアからのアクセス情報をここまで作り込んだWebサイトはまずないと思います。
対策の結果
しかし、ここまで作り込んで、本当に他エリアのローカルキーワードで上位表示ができるのでしょうか?気になる結果は、、、
・「名東区 いびき治療」で圏外⇒1位
なんと、名東区にある同業他社を抑えての1位です。ポータルサイトよりも上位に表示されています(2021年9月現在)。
事例のポイント
このように、SEO対策を極めれば、他エリアのローカルキーワードでも検索上位を狙うことは可能です。しかし、気をつけていただきたいのはエリア選定です。いくら他エリアに対してもSEO対策ができるからといって、人の流れとして自店舗に立ち寄りにくいようなエリアに対策を施したところで、上位表示されたとしても実際の来店に繋がらない可能性が高いです。しっかりと人の流れを見極めて対策を打っていかないと、「アクセス数は取れたけど集客できない」という悲しい結果になりかねませんので注意してくださいね。
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