【相場早見表つき】SEO歴10年のコンサルタントがSEO対策の相場・費用を解説します!

投稿者プロフィール

栃本常善
栃本常善株式会社マーケティング・エッセンシャルズ代表取締役/ローカルWeb集客の専門家
「顧問税理士と同じように中小企業に1人のWebコンサルタントが顧問契約することを当たり前にする」をビジョンにローカルビジネスWeb集客の専門家としてこれまで90業種以上600社超の企業や店舗、個人のWebマーケティングに関与/コンサル未経験から3ヶ月でWebコンサルになれる「Webコンサルタント養成講座」を主宰し、Webコンサルを育成するコンサルタントとしても活動する。

 

Web集客の話によく登場するキーワードが「SEO対策」です。ところで、「SEO対策」は具体的に何を行う対策なのかはご存じでしょうか?今回の記事では、「SEO対策」についての概略的な説明、掛かる費用などについてSEO対策の種類別に説明をしていきます。

 

SEO対策とは?

SEO対策とは、「検索エンジン最適化(S)earch (E)ngine (O)ptimization)」の頭文字を取った略称です。検索窓にキーワードを打ち込んだ際に、webサイトをより上位に表示させるための施策を指します。

 

SEO対策を成功させると、WEB上で自動的に顧客を集めてくる仕組みを作り出すことができ、高い費用対効果を得ることが可能となります。

SEO対策の内容と費用・料金一覧

SEO対策の具体的な内容からそれぞれに関わる費用について解説していきます。
SEO対策の内容サポート内容費用・料金料金体系
SEO対策コンサルティング上位表示させるための調査・企画、サイト設計からコンテンツ作成までをサポート。・10万~数百万円 / 月・一括支払い型
・月額固定費型
コンテンツマーケティングSEOに強い記事の作成し、アクセス数を増加させる。・5万円~30万円
・数千円~/月
・一括支払い型
・月額固定費型
内部対策SEOサイトの見易さ・遷移のしやすさなどの利便性を向上させる。10万〜20万円程度・一括支払い
外部対策SEO被リンクを増やしサイトの評価を上げるための動きをサポート。

・5万〜数十万円

・月額固定費型

SEO対策コンサルティング

 

SEOコンサルティングは、検索画面上で自社のサイトを上位表示をしてweb上でコンバージョンを獲得するための施策を指します。

SEOコンサルティングの費用相場は10万円~数百万円程度です。大規模なサイトになると数百万円という金額が掛かることもあります。SEO対策コンサルティングには主に、下記の業務があります。

調査、企画
キーワード分析&選定
SEOを考慮したサイト設計
コンテンツの作成支援
アクセス解析
運用



こんな方におすすめ・自社サイトが上位表示されていない方
・これからwebサイトを作りたい方、もしくはリニューアルをお考えの方
タイプ別料金SEOコンサルティング(月額固定型)
・中小企業向けSEOコンサルティング10万~30万
・大企業向けSEOコンサルティング…数十万~100万以上

SEOサイト設計コンサルティング(一括支払い型)
・SEO効果を狙ったサイトをスムーズに立ち上げること⇒10万~100万以上
メリット・上位表示された際に、継続的なアクセス増加が見込める
・継続率の高い顕在層のユーザーへアプローチできる
デメリット・結果が出るまでに時間が掛かる
・業者の見極めが難しい
選ぶ際の注意点・サポート範囲が不明瞭であることが多いため事前の確認を行いましょう。
・売り上げに直結するキーワードを選定してくれる業者を選びましょう。

コンテンツSEO対策

 

 

「コンテンツSEO」とは、「ホームページを構成している文章を磨き上げる」ということです。まずは、ホームページの来訪者にとってクオリティーの高い情報を提供出来るようにホームページの文章を練ることです。

コンテンツSEO対策において最も重要となるのが、「ユーザーの検索意図の理解」です。ユーザーは何かしらの意図を持って検索をしています。ユーザーが知りたいこと(インサイトも含めて)を把握し、それに基づいたコンテンツ(記事や動画など)を提供する必要があります。

 

こんな方におすすめ・すでにサイトをお持ちの方で、訪問数・閲覧数を増加させたい方
・web上でブランディングや認知拡大を狙いたい方
タイプ別料金

●取材ライティング型のコンテンツSEO(月額固定型)
・実際の取材で得た情報をもとにライティング⇒5万~30万

●コンテンツSEO(一括支払い型)
・記事作成によってアクセス数増加を目指す⇒数千円~10万円

メリット・作成したぺージを資産として蓄積でき、中長期的に見てコストパフォーマンスが良い
・潜在層へのアプローチができる
・認知拡大が期待できる
・SNSで拡散され爆発的にアクセスが増加する事がある
デメリット・効果を得るまでに時間が掛かる。
・コンテンツの作成に労力がかかる。
・外注時の費用が高い
選ぶ際の注意点・作っても上がらない場合があるので、支払いの仕組みをあらかじめ確認しておきましょう。

内部対策SEO

「内部SEO対策とは、名前の通りサイト内で行うSEO対策です。サイト内部の構造を整えることでgoogleから正しく評価してもらう効果があります。

主な施策内容としては、以下のようなものがあります。

 

・サイトのUX/UIの改善
・サイトスピードの改善

・https化
・内部リンクの設置
・パンくずリスト、ページネーションの設置
・重複コンテンツの確認
・メタタグ、見出しタグの設置

 

こんな方におすすめ・これからwebサイトを制作をはじめる方でサイトの基礎をしっかりと固めたい方
・コンテンツを作り込んでいるがなかなか上位表示されない方
タイプ別料金

●内部SEO被リンク対策(一括支払い型)
・リスクなく手っ取り早く検索順位を上げる手段⇒10万~20万

メリット・クローラビリティーが向上し、googleから正しくサイトを評価してもらえる
・サイトの構造を整えることで滞在率の高いサイトになる
デメリット・結果が出るまでに時間が掛かる
・放置しておくとアップデートの際に順位が落ちる可能性がある
選ぶ際の注意点・内部対策を行ったからと言って必ずしも上位表示されるとも限りません。上位表示されてから報酬を支払うタイプなのか、結果に関係なく前払いなのか、報酬の支払い方法を事前に確認しましょう。

外部対策SEO

 

外部対策とは、主に「被リンク」と「サイテーション」を獲得する事です。
施策としては、主な施策としては下記のようなものがございます。

 

・質の高いコンテンツを作成する
・SNSで拡散する
・外部メディアへの寄稿

 

こんな方におすすめ・すで上位表示されているサイトをさらに拡散したい方
・ドメインレートが低くパフォーマンスが安定しない方
タイプ別料金

●外部SEO被リンク対策(月額固定型)
・優良なサイトからのリンクを張ってもらう対対策⇒5~15万円

メリット・webサイトの評価が高まる
・ドメインレートが上がる
・自社サイトではない所からの流入が見込める
デメリット・質の低いサイトからの被リンクにより自社サイトに影響が出るの可能性がある。
・被リンクの獲得は難易度が高い
選ぶ際の注意点上位表示されてから報酬を支払うタイプなのか、結果に関係なく前払いなのか、報酬の支払い方法を事前に確認しましょう。


 

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料金体系別のメリット・デメリット

 

一番気になるのは、「SEO対策にはお金がいくら掛かるか」ということではないでしょうか。SEO対策に掛ける費用を「費用対効果のある広告費」にするためにも、SEO対策の料金体系について知っておきましょう。

 

成果報酬型

成果報酬型では、例えば専門の企業に外部SEO対策を委託する場合、月額1万5千円から数十万円と幅のある料金設定になっています。この場合は「検索順位で上位表示される」などの成果が出た場合に料金を支払う形になります。

月額の場合は、上位表示された日数分を日割り計算された分のみお支払するケースもあります。

(ⅰ)成果報酬型のメリット

検索順位が上位表示されるまではお金がかからず、上位表示された日数分だけ費用が発生するという料金体系です。短期で自社の強みを特定のキーワード群を用いて検索対象として確立させたい場合や初期費用をかけたくない方は成功報酬型がおすすめです。

 

(ⅱ)成果報酬型のデメリット

一見すると、安心して安く済ませられそうな料金体系に思えますが、初期費用を考慮された上での成果報酬なので、「検索順位で上位表示される」などの成果が出た場合には高額な成果報酬の請求をされる可能性があります。

 

また、特定のキーワード群だけで検索順位を上げたいという視点に陥ってしまいがちなことには注意しなければなりません。特定のキーワードにこだわることによって、次のようなデメリットが生じる可能性があります。

 

◆成果の出せない検索キーワードの場合にSEO対策をしてもらえないことがある◆

SEO対策会社にとって、成果報酬タイプのSEO対策を行う場合には、成果がキッチリでないと利益は出ません。成果が出にくいキーワードに関しては、初めからSEO対策を断られる場合もあります。また、長期間上位化ができなかった場合も断られる場合があります。

 

◆契約解消後にランクが下がることもある◆

成果報酬型のサービスを外注した期間は検索順位を維持するのに、契約終了すると必要なコンテンツ量が足りなくなり、検索順位が下がることがあります。

 

この点に関しては、コンサルティングの形態を採る成果報酬型SEO対策を活用して、結果の出た有効な施策を自社にストックしていくことで、契約解消後も社内でSEO対策ができるようにすることも可能です。

月額固定費型

(ⅰ)月額固定費型のメリット

成果報酬型で、キーワードによっては断られる場合があるとお伝えしましたが、月額報酬型では成果に関係なく支払いが発生するため、難しいキーワードでも対応してもらえます。Googleからペナルティーを受けないように手堅く対策されるため、リスクを抑えられます。

 

(ⅱ)月額固定型のデメリット

結果が出ても出なくてもまとまった金額の費用が掛かるので、SEO対策の内容と費用が釣り合っているかを日頃から確認する必要があります。

 

また、最低契約期間が決められている場合があり、最悪の場合は半年間続けても結果が出ないこともあるかもしれません。それでもかかる費用は毎月同じ金額のため、長期間の不必要な出費を出さないためにも、業者が信頼できるかどうかの判断が重要になります。

 

一括支払い型

 

(ⅰ)一括支払い型のメリット

一括支払い型の特徴は、記事の納品や内部修正について一括で一定金額を納めて対策してもら点にあります。サイトの設計や作成から依頼できるため、初めからSEO対策をしたいと考えている方に向いています。

 

(ⅱ)一括支払い型のデメリット

継続的にコンテンツの書き足しをする場合やPDCAを回しながら運用していきたい場合は適さない可能性があります。また、SEO対策は効果が出るまでに時間がかかる場合がほとんどです。

すぐに結果が出ないからやめるということにもならないようにすることが大切です。あくまでも、コツコツ対策を積み重ねていくことが大切です。

 

SEO対策業者を選ぶ際の注意点 

サイト全体へのアクセスの流入サイト全体でのコンバージョン(webサイトでユーザーが商品購入やお問い合わせをすること)の最大化を目指すのであれば、ホームページ全体を俯瞰できるコンサルティングを依頼するのが最適な場合もあります。コンサルティングを成果報酬型で依頼する場合に気をつけるべきことは、「コンサルティング業者をしっかりと見分ける」ことです。

顧客の利益よりも自社の報酬を優先に考えているような悪質な業者の場合には、外部リンクを設置することで無理やり順位を上げようとします。こういった方法で上げた順位はGoogleからのペナルティーを受ける対象となり、一時的には順位が上がるかもしれませんが、しばらくして順位が急落するケースがあります。

したがって、SEOコンサルティングを頼む際には、依頼した業者がどのような方法で施策していくのかを念入りに確認して、本当に信頼が置ける業者なのかを選定しましょう。

 

SEO対策が向いている業種とは

向いているカテゴリー

SEO対策に向いていると言われている業界は、「人との会話で扱いづらい事柄に関する業界」だと言われています。人に相談する前に自分でも情報を集めて、最も信頼できそうな人を探すために人は検索エンジンを使います。SEO対策をしっかり行っておけば、新規見込み客の方がホームページにたどり着く可能性が高まります。

 

向いていないカテゴリー

外食、美容院、不動産のような既に大手のポータルサイトが機能している業界は不向きだと言われています。既に開拓されている部分が多く、今ではブルーオーシャンではありません。

 

まとめ

SEO対策の価格の相場と相場に関する知識について説明を進めてきましたが、いかがでしたか?

 

Web会社一社の見積もりをすんなりと鵜呑みにせず、だいたいの相場を把握したうえで数社の相見積もりを取ることをお勧めします。この記事を読んでくださった皆様が、ホームページを活用して、さらに自社のビジネスを拡大されることを祈ります。

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