【超ヘビロテ】ランディングページ作成のストーリーテンプレート「問題解決型」

投稿者プロフィール

栃本常善
栃本常善代表取締役/マーケター
株式会社マーケティング・エッセンシャルズ代表取締役/Web集客に強いマーケター/ これまで累計90業種以上のビジネスに関与。中小企業・ローカルビジネスのためのWebマーケティングをワンストップで支援する/自身でセミナールームや整体院、zoom配信サポートなどの事業を経営。著書に「ローカルビジネスのためのWebマーケティングが基礎から学べる本」(つた書房)がある。SEO/MEO対策、優良顧客を集めるためのメディアミックス、Webマーケティング戦略にめっぽう強い。

内容について詳しく知りたい方は、こちらの動画になります。



最近ランディングページを作られる方が増えていて、その中で最もよく使われているのが「問題解決型ストーリーテンプレート」です。


「問題解決型ストーリーテンプレート」はWebコピーライターの育成のための講座でもよくご紹介しています。


今回は、「問題解決型ストーリーテンプレート」を構成するための流れをご紹介します。



今回の「型」を習得して頂いて、ぜひご自身でもランディングページを作っていって頂きたいです。

 

「問題解決型ストーリーテンプレート」とは?


顧客のぼんやりとしたニーズをはっきりさせ、購入やお問い合わせを促進するためにはそこに至るまでの「ストーリー」が重要です。


購入やお問い合わせまでのストーリーを構築する際に、役に立つのが「ストーリーテンプレート」です。


中でも「問題解決型」というのは、顧客が抱えている「悩み」を解決するための商品・サービスの宣伝に特化したストーリーテンプレートのことです。

 

「問題解決型ストーリーテンプレート」の流れ

「問題解決型ストーリーテンプレート」の流れは以下の通りです。

必ずしもこの流れに一致するとは限りませんが、大枠としてはこの流れに沿って要素を入れていく形になります。

 

ファーストビュー(メインビジュアル)

ファーストビューとは、最初に開いたところに表示されるものです。


いわゆるメインビジュアルといったもののことです。


ここには、「ターゲットが誰か」「キャッチコピーやベネフィット(商品・サービスを購入することで得られる恩恵)」を端的に伝えるコンセプトコピーのようなものを配置します。


また、そこに「権威性・信頼性をどう伝えるか」「商品・サービスのイメージが伝わるような画像・写真を載せる」といったことも求められてきます。

 

共感(こんなお悩みをお持ちではありませんか?)

「共感」では「こんなお悩みをお持ちではありませんか?」といった顧客に対しての共感をする部分です。

 

ベネフィット(私たちなら解決できます!)

共感に対して「私たちならそのお悩みを解決できますよ」といった購入することで発生する価値を示す部分です。

 

解決できる根拠(ベネフィットを支える特徴、ビフォーアフターや実績、お客様の声など)

「ベネフィット」に対して「解決するために具体的にはこんなことをやっていて、そこにはこういった根拠があって、それによって悩みを解決できます」という根拠を提示する部分です。

 

商品・サービスの提案

「こういったものを提案します」といった商品・サービスを提案する場所です。

 


自己紹介

「商品・サービスの提案」に入れ込む形で「誰が売り手なのか」を書いていきます。


これによって安心感や信頼性を高めていく効果が期待できます。

 

提供方法(サービス提供の流れ)

どのような流れで商品・サービスを提供していくのかを提示します。


商品・サービス提供後の流れ等です。

 

オファーの提示(価格や特典、デッドラインを提示)

「どのような特典があるか」「価格設定」「締め切り等の限定性」などを踏まえたオファー(提案)を提示します。

 

CTA

CTA」とは「Call to Action」の略称です。

「今すぐお問い合わせ・お申込み・ご予約ください」といった意味です。

具体的に行動の要請をする場所です。

 

よくある質問

ここまでの流れの中で生じた不安や疑問を解消するために「よくある質問」という項目を設ける場合もあります。

 

「問題解決型ストーリーテンプレート」を活用した作例

実際に「問題解決型ストーリーテンプレート」を活用して作られた、司法書士法人のサイトを例としてご紹介します。


「遺言の重要性を知っていて、親や夫になかなか遺言書を書いてもらえないことに悩まれている奥様、お子様世代に向けたランディングページ」を作らせていただきました。


文面だけでは伝わり辛いため、サイトのレイアウトが気になる方はぜひ記事のトップにございます動画をチェックしていただけると幸いです。


 

ファーストビュー(ターゲットは誰か、キャッチコピーやベネフィット、信頼性、イメージ写真)

最初に「どのような人に向けたページなのか」を明記しています。


信頼性については「26年間で3120件以上の相続案件を担当しました」という形で載せています。


また、商品のイメージが伝わるような写真も入っています。

 


共感(こんなお悩みをお持ちではありませんか?)

次は「こんなお悩みはありませんか?」というお悩みに共感する所を載せています。


さらにストーリー仕立てで、より悩みを具体的に深刻化する話を盛り込むこともしています。

 

ベネフィット(私たちなら解決できます!)

次はベネフィットにあたる部分で、「相続争いを避けられる遺言を30日間で作ることができる」ということを明記しています。

 

商品・サービスの提案

商品・サービスの提案として「どうすれば徐々にアプローチをかけて遺言を書いてもらえるのか?」ということを載せています。

 

解決できる根拠(お客様の声)

根拠にあたる所は、「お客様の声」や「推薦のコメント」を書いています。

 

オファーの提示(価格や特典、デッドラインを提示)

小冊子を無料でプレゼントするという特典を提案しています。


「どのような内容か」ということも書かれています。

 

今回は無料で提供するものがあるため「なぜ無料で差し上げるのか」ということも明記しています。

 


CTA

CTAとしてお申込みを促す所が設けられています。


自己紹介

自己紹介と「どんな想いをもっているか」を入れています。


また、お客様の声をここにも入れています。


お客様の声はすでに出ているため繰り返しにはなりますが、信頼性を上げていくことに繋がります。


最後に提供サービスと小冊子の紹介、お申込みフォームで締めとしています。

 

ここまで「問題解決型ストーリーテンプレート」の作例をご紹介しました。

先述した「問題解決型ストーリーテンプレート」と完全に一致しているわけではありませんが、大枠の流れは一致していると思います。

 


参考例)今回参考例にした記事はこちらになります
まとめ

「問題解決型ストーリーテンプレート」は「問題解決型」のビジネスをされている方には非常に応用が利くストーリーテンプレートになっています。


ぜひこちらを参考にして作って頂けると幸いです。

 

ランディングページを作る上で大事なことは、「ターゲットを明確にすること」です。


ターゲットの焦点を具体的に絞れば絞るほど、よりその人に寄り添ったランディングページを作ることができます。


コピーライティングはどれだけターゲットを具体的に絞り込めるかどうかが、反応率の底上げに繋がってくるのです。


ランディングページを作るのであれば、例えばペライチ(ホームページ作成ツール)で月額約3000円のプランで5本作ることができます。


そうすると、例えば少し極端ですが、同じ商品でもターゲット別でランディングページを5本作って頂いた方が良いと思います。


それくらい、対象を絞り込めば絞り込むほど反応率というのは底上げされます。

 

また、例えばPPC広告やリスティング広告を使って集客をされている方であれば、なおさらこういった形でターゲット別や悩み別でランディングページを作ることも効果的と思います。

 

さらに、ライティングのみご自身で書かれて、デザインやコーディング等のページ作りだけを業者に依頼されたり、逆に自分で構築できるため、ライティングのみ依頼したりといったことも一つの手です。

 

弊社もランディングページの相談をお受けしておりますので「どういう形でランディングページを作ったらいいのかわからない」ということがあれば、ぜひご相談いただけると幸いです。

 

 

ランディングページの「問題解決型ストーリーテンプレート」を参考にしていただいて、ぜひランディングページの構築をしていただけたらと思います。

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