【ローカルビジネス版】指名検索とは?検索数を増やす12の方法。

投稿者プロフィール

栃本常善(トッチー)
栃本常善(トッチー)代表取締役/マーケター
株式会社マーケティング・エッセンシャルズ代表取締役/Web集客に強いマーケター/ これまで累計90業種以上のビジネスに関与。中小企業・ローカルビジネスのためのWebマーケティングをワンストップで支援する/自身でセミナールームや整体院、zoom配信サポートなどの事業を経営。著書に「ローカルビジネスのためのWebマーケティングが基礎から学べる本」(つた書房)がある。SEO/MEO対策、優良顧客を集めるためのメディアミックス、Webマーケティング戦略にめっぽう強い。

指名検索を強化するメリットとその効果

指名検索とは、ある企業や製品に関心があるユーザーが行う検索のことです。ここでは、指名検索のSEO戦略を採用することの重要性と利点を説明します。

収益増加に貢献する高いコンバージョン率

第一の利点は、高いコンバージョン率が収益の増加に繋がることです。一般的な検索よりも、指名検索を行うユーザーは、その企業や製品に対して強い関心を持っていることが多いです。そのため、彼らに企業のサービスや製品の利点を伝えることが、購入や契約へと直結する可能性が高くなります。このような顧客にリーチすることが、指名検索戦略の重要な側面と言えます。

簡単な上位表示でアクセス数を増やす

次の利点は、指名検索が上位表示されやすく、アクセス数が増加することです。自社の名前や製品に関連した公式サイトは、SEO戦略を施すことで上位表示がしやすくなります。また、指名検索を行うユーザーは、その製品を使用したいという意図を持っているため、競合サイトやランキングサイトよりも公式サイトが好まれます。これにより、自社サイトが検索結果で上位に表示されやすくなります。

検索アルゴリズムの変更による影響が少ない

最後のメリットは、検索アルゴリズムの変更による順位の変動が少ないことです。一般検索では、検索エンジンのアルゴリズム更新によって順位が大きく変動することがありますが、指名検索ではその影響が比較的少ないです。ただし、ユーザーが自社サイトよりも他のレビューや体験談を掲載しているサイトを好む場合、それらのサイトが自社サイトよりも上位に表示されることがあります。

指名検索を行うことによる利点を紹介しました。次に、対策を行わない場合のデメリットについても触れます。

指名検索対策をしないデメリット

指名検索対策を怠ることによって生じる可能性のある不利益を説明します。

競合他社へのトラフィックの流出

最初の不利益は、指名検索をしていても、ユーザーが競合他社のサイトに流れてしまうリスクです。競合他社の比較サイトなどが上位に表示される場合、それらのサイトにユーザーが誘導され、自社の潜在的な顧客を失う可能性があります。指名検索時に自社サイトが上位に表示されるよう、適切なSEO対策が必要です。

不適切なページの上位表示

次の不利益は、意図しないページが検索結果の上位に表示されることです。他社が作成したページは自社でコントロールできず、場合によっては自社や製品について不適切な情報を広める恐れがあります。指名検索時に自社のページが優位に表示されるよう取り組むことは、ユーザーに正確な情報を提供し、不利益を防ぐ上で重要です。

指名検索数増加によるSEO効果

指名検索対策の利点とその不在による不利益を概説した後、指名検索数が増加することによって得られるSEO効果についても触れます。

自社サイトの評価向上

指名検索対策を進め、その検索数が増えると、Googleなどの検索エンジンは企業名や製品名に対する信頼度を高めます。近年、Googleは被リンクやコンテンツの質と共に、製品の口コミや言及回数を重視する傾向にあります。指名検索の増加や多方面での言及は、サイトや製品の評価を高める要因になります。

指名検索対策は、安定したアクセスと売上の向上だけでなく、自社サイト全体の評価向上にも寄与する重要な施策です。

指名検索対策の重要性

私は、究極のSEO対策は「指名検索対策」だと思っています。
つまり、指名検索数を増やし、そのキーワードで集客することが重要です。
なぜ指名検索数を増やすべきかというと、指名検索される状態になると、競合と比較されにくくなります。これは、指名検索数が増えれば増えるほど、ビジネスが無双状態に近づくことを意味します。
私のビジネスでは、指名検索数を増やす施策を継続しています。これは一過性ではなく、中長期的な施策です。

指名検索数を増やす方法

では、どうやって指名検索数を増やせばいいのでしょうか?

まずはユーザーの視点で考えてみましょう。
どういう状態になったら、人々は指名検索をしたくなるのでしょうか?
消費行動プロセスでいうと、AISASモデルの一つ目のS(Search)に当たります。これに至るには、A(Attention)とI(Interest)のステップを経なければなりません。まずは、ユーザーに認知してもらい、興味を持ってもらうことが重要です。そのためには、チラシ、看板、交通広告、SNS、ディスプレイ広告、プレスリリースなど、多様な手法でA(認知)の活動を行う必要があります。

次に、I(興味)の活動です。これは、ユーザーの悩みや困りごとを解決する意欲を高めることによって、興味を喚起することです。人は自分に関係があるものにしか興味を持ちません。そのため、市場に露出し続けることが重要です。広告だけでなく、口コミも重要な役割を果たします。

忘れられない存在になるために

人は一度耳にしたり、目にしたりしただけでは物事を覚えられません。
エビングハウスの忘却曲線によれば、何度も繰り返し接触することで、記憶に定着します。
また、地域イベントへの積極的な参加も重要です。市役所のモニターにCMを流す、野立て看板を設置するなど、リアルな場での露出も効果的です。

指名検索を増やす12の方法

  • チラシ(ポスティング、新聞折り込み、手配り、フリーペーパーへの折り込み)
  • 地元フリーペーパー
  • 交通広告
  • 野立て看板
  • 市役所の待合モニターにCM
  • 地元イベントへの協賛・出展
  • SNSアカウント運用
  • SNS広告(Facebook/Instagram、YouTube)
  • 地元メディアへのプレス

指名検索に使われるワードでリスティング広告を出す意味

指名検索は、自社に関するキーワードだからとリスティング広告を出すまでもない、とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、指名検索数を増やす対策を進めると競合他社が対策をし、顧客が流れてしまう可能性が出てきます。

指名検索数を増やし、自社サイトや自社商材ページがオーガニック検索で上位表示されても、その上に他社のリスティング広告が出てしまうと先にそちらをクリックするユーザーが出ます。

自社名がインターネット上で検索されるようになり、月間検索数が増えてきたらリスティング広告のキーワードに指名検索ワードを入れるようにしましょう。
ユーザーが自社や自社商材名で検索をかけた際、上位表示されるのが自社サイトまたは自社ページになり、クリック率を高められます。

指名検索対策のまとめ

指名検索対策は、現代のSEO戦略において非常に重要な要素です。
指名検索数を増やすことは、競合他社と比較されにくくなり、独自の市場を築くことにつながります。これは、指名検索がユーザーの既存の認知と関心に基づいているため、その効果は非常に大きいです。

指名検索数を増やすためには、まずユーザーの注目(Attention)と興味(Interest)を引くことが必要です。これは、積極的な広告展開、SNSの活用、地域イベントへの参加など、多角的なアプローチを通じて実現されます。消費者の意識に繰り返し触れることで、記憶に定着させ、最終的に指名検索へと導くことが可能です。

また、指名検索対策は中長期的な施策として考えるべきです。一時的な効果を求めるのではなく、持続可能なブランド認知の構築に焦点を当てることが重要です。これには、チラシ、看板、地元メディアへのプレスリリース、SNS広告など、多様な広告手法を組み合わせることが効果的です。

さらに、口コミも重要な役割を果たします。良い口コミは、ブランドの信頼性と認知度を高め、自然な指名検索の増加に寄与します。これは、オンラインのみならず、オフラインのイベントや地域コミュニティーにおける露出にも効果を発揮します。

年間の広告予算を事前に計画することも、指名検索対策において重要です。費用対効果を即座に測定することは困難かもしれませんが、一定の予算を継続的に投資することで、長期的な成果を見込むことができます。

指名検索対策は、ただ単に検索エンジンでの上位表示を目指すだけでなく、ブランドの認知度と信頼性を構築し、競合と差別化することにもつながります。そのため、この戦略はビジネスの持続的な成長に不可欠な要素となっています。指名検索数を増やすためには、一貫性のある戦略と継続的な努力が必要です。これらを念頭に置き、効果的な指名検索対策を実施することで、ビジネスの成功への道を切り開くことができるでしょう。