Googleビジネスプロフィールの「商品」「サービス」の編集方法やメリットを解説!

投稿者プロフィール

栃本常善
栃本常善株式会社マーケティング・エッセンシャルズ代表取締役/ローカルWeb集客の専門家
「顧問税理士と同じように中小企業に1人のWebコンサルタントが顧問契約することを当たり前にする」をビジョンにローカルビジネスWeb集客の専門家としてこれまで90業種以上600社超の企業や店舗、個人のWebマーケティングに関与/コンサル未経験から3ヶ月でWebコンサルになれる「Webコンサルタント養成講座」を主宰し、Webコンサルを育成するコンサルタントとしても活動する。

クライアント様のGoogleマイビジネスのアカウントをチェックさせて頂いた際に、「商品」と「サービス」という機能の設定をされていない方がよくいらっしゃいます。今回は、この「商品」と「サービス」を利用するメリットやこの機能を使うことで検索画面にどのような変化があるのかを解説します。

はじめに


「商品」と「サービス」とは、店舗の情報を登録できるGoogleマイビジネスの機能のひとつです。また、これらの機能は、MEO対策をしている業者がほとんど行っていない対策でもあります。


この対策が検索順位に直結するのかと言われるとなかなか難しいですが、集客や問い合わせを増やしていく観点で言うと、非常に重要な対策のひとつです。


ほとんどのMEO対策の業者は、検索順位をアップすることだけを考えているため、そこから集客や予約を増やしていく対策は、ほとんどできていないのが実情です


そのため、集客や予約を増やすことを業者に期待するのではなく、ビジネスのオーナーや実店舗を経営されている方がご自身でしっかり対策出来るようにすることが一番大切だと思います。


今回の記事を見て頂いた方で、もし設定していない方や設定していても改善の余地がありそうだと思った方は、ぜひ実践していただけますと幸いです


「商品」と「サービス」機能とは


まずは、Googleにとっての「商品」と「サービス」について、機能の違いを説明します。


Googleでは、「商品」を店舗で購入できるもの、「サービス」を店舗で提供されるサービスやコースメニューと定義しています。


飲食店で例えると、商品は店舗で売っている「ソース」、サービスはそこで提供される「お店でしか食べられないサービスメニュー」です。


また、コースメニューなどでは、「飲食店でしか提供できない物」が「サービス」であり、「商品」は「持ち帰って食べることが出来るもの」であるという違いがあります。


飲食店ではなく、整体院やエステの場合の分け方については、厳密に決まっているわけではないため、上手に使っていくと良いでしょう。


Googleでは、商品はサムネイルが設定できるという機能上の特徴があります。そのため、写真やサムネイル画像というものを設定して、視覚的に訴えることが出来ます。


サービスに関しては、文字の情報でしか表現できないセクション(部門)になるため、使い分けて設定すると良いでしょう。



「商品」の導入例


実際に私が経営している整体院を例に説明します。

「商品」の設定をしておくと、次のような形で検索結果に反映されます。



検索から出てきたマイビジネスのページ内に「商品」というタブが選択できるようになっています。そこに「猫背・姿勢矯正」「高純度水素吸入」「小顔矯正」という項目があり、その中にサムネイルが表示されています。


「整体」の中の「猫背・姿勢矯正」のサムネイルをクリックすると、猫背・姿勢矯正に関する説明が出てきます。説明の下には「このカテゴリの他の商品」という項目に、猫背・姿勢矯正と関係した腰痛などの商品説明が出てきます。



設定したサムネイル画像の下に説明文と価格が表示され、この商品を希望する方は商品名の上にある「発信」というボタンを押すと、電話が掛けられるようになっています。

このように「商品」は、特に視覚的にアピールしたいものに適している機能です。


「サービス」の導入例

「サービス」は「どういったことに対応しているか」ということを一覧で乗せることに適しています。


「サービス」のタブには、症状別に細かく設定した施術メニューを一覧で乗せることができます。場合によっては、回数券や会員制度の料金形態を載せるのも良いでしょう。バックエンド(お客様の目に触れにくい所)のメニューを載せるか載せないかは戦略に合わせて使い分けてください。


また、サービスを設定すると、以下のような形で検索結果にヒットするようになります。

例えば「尾張旭 腰痛」というキーワードで検索すると、検索結果の一覧の中に提供サービスという欄があり、そこに腰痛専門施術という欄が太字で反映されます。


これは「サービス」で設定した部分が検索結果に反映されたということです。このように、施術を登録しておくと検索結果に反映されることがあります。


また「尾張旭 小顔矯正」や「尾張旭 歪み矯正」と検索すると、それぞれ「提供サービス:小顔矯正・全身の歪み矯正」「全身の歪み矯正」という文言によってサイトが表示されています。


サービスの機能を設定すると、このように「ここの整体院はこういうサービスを提供しているのか」と、検索結果の中で目立つようになっています。そうでなければ、上位表示がされてもそこでどのようなサービスが提供されているのか分からず、クリックすらしてもらえなくなるかもしれません。


そのため、サービスを設定することが、上位に表示される⇒クリックをしてもらえる⇒詳細ページやWebページに飛んでもらうという行動に繋がりやすくなります。

「商品」と「サービス」を活用するメリット



次に、Googleの「商品」と「サービス」を活用するメリットを紹介します。検索対策になったり、ユーザーに伝わりやすくなったりするため、設定しないない方はぜひ活用しましょう。

1.地図検索の検索対策になる

実際、サービスの機能を活用していても、なんとなく設定している方が多いのが実情です。また、「全身矯正」「◯◯テクニック」など施術名で入れている方も多くいらっしゃいます。


しかし、検索しているユーザーは、店舗によって決まっている施術名がわからないため、それらのワードでは調べません。そのため、ユーザーが検索するワードを設定しないといけないのです。


例えば「骨盤矯正」「小顔矯正」「背骨矯正」など、誰でもわかるワードを意識してサービス名を設定すると、地図検索で検索表示されやすくなります。


2.検索結果で視認性が上がる

ユーザーが検索したワードが設定したサービスに該当していると、その文字が太字で表示されます。


例えば、サービスに「骨盤矯正」を設定している場合、ユーザーが「骨盤矯正」を検索した時に、Googleマイビジネスのページにある「骨盤矯正」という文字が太字で表示されます。


また、「商品」を登録しておくと、サムネイルにも設定できます。さらに、グーグルビジネスプロフィールにも表示できるので、視覚的にも入りやすくなるでしょう。

まとめ


細かな設定ではありますが「商品」「サービス」の設定をきちんと行うことで、検索結果にヒットしてクリックされる確率が高まります。繰り返しになりますが、上位表示はされても、そこできちんとサービスが提供されているかどうかが分からないとクリックすらしてもらえません。


Googleの「商品」や「サービス」を設定すると、上位表示するだけではなく、クリックされて詳細のページやWebサイトに遷移して頂く、という行動に繋がってきますので、ぜひ設定を見直していただきたいです。もし、設定が出来ていないという方は「商品」や「サービス」機能の登録をしていただけると良いと思います。

以下にて動画でも解説していますので、よろしければ合わせてチェックしてみてくださいね。