Google検索広告(リスティング広告)の掲載順位の決定要因とは?予算で決まるって本当!?

投稿者プロフィール

栃本常善
栃本常善代表取締役/マーケター
株式会社マーケティング・エッセンシャルズ代表取締役/Web集客に強いマーケター/ これまで累計90業種以上のビジネスに関与。中小企業・ローカルビジネスのためのWebマーケティングをワンストップで支援する/自身でセミナールームや整体院、zoom配信サポートなどの事業を経営。著書に「ローカルビジネスのためのWebマーケティングが基礎から学べる本」(つた書房)がある。SEO/MEO対策、優良顧客を集めるためのメディアミックス、Webマーケティング戦略にめっぽう強い。

今回はリスティング広告の掲載順位はどうやって決まっているのか?についてお伝えします。
よくオークション形式で「予算が高いほど上に上がるんじゃないか」と言われているのですが、そうではありません。
では掲載順位はどうやって決まっているのか?お伝えしていきます。

検索順位の重要性

掲載順位は上位であればあるほるどクリック率が高くなります。
1位と4位でもクリック率は全く異なり、2倍から3倍くらいの差があります。
キーワードによっては若干違いますが、順位が上位であればあるほど、クリック率は高くなるのでいかに順位を上げていくかが非常に重要となります。

他の媒掲載順位は何で決まるの?広告ランクとは何なのか?

結論から言いますと、掲載順位は「広告ランク」という物で決まっており、この広告ランクは入札単価(広告予算)×品質スコアの掛け算によって決まっています。

つまり入札単価(広告予算)が高いほど順位が上がるのではなく、広告ランクという物が良くないと順位は上がりません。入札単価だけではなく、品質スコアも重要になってきます。

品質スコアとは何なのか?

「品質スコア」とはユーザーの検索に対して、どれだけマッチした広告を出せているかという指標になります。

これは10段階評価になっており、この品質スコアが10であれば最も品質が高いと評価され、逆に1や2の場合は品質が低いと評価されたことになります。

では品質スコアはどうやって決まるのか、大きく分けて3つあります。

推定クリック率

1つ目が、「推定クリック率」です。

広告文やランディングページを設定する際に、Googleがそのキーワードと広告文、ランディングページなら、どの程度クリックが見込めるのか、クリック率が平均より下か平均より上かを判断します。

平均より下だと、広告文とキーワードの関連性が良くない状態と言うことになります。

キーワードと広告文の関連性

2つ目は「キーワードと広告文の関連性」です。

クリック率が平均より下の場合は広告文とキーワードの関連性を高める為、キーワードに対して広告文を変えていく必要があります。

また狙っているキーワードがあるのに、広告文にそのキーワードが入っていない!なんてことがないように、キーワードを含める必要があります。ユーザーの検索キーワードと、そのキーワードに基づいて検索結果に表示される広告、いわゆるリスティング広告の広告文との関連性が高い状態を目指します。

キーワードとリンク先のランディングページとの関連性

3つ目は、キーワードとリンク先のランディングページとの関連性です。

ランディングページとは、広告をクリックしたら開くページのことです。

例えば広告文と同じように狙ったキーワードがあるとして、そのキーワードで検索した人がランディングページを開いても、そのキーワードがどこにも書かれていない、

エステと検索をしたのに、ページを開いたら脱毛の話が出てきた、エステの文字が1つも含まれていない等、キーワードとリンク先ランディングページの関連性が全くない状態だと

、関連性が低いと判断されてしまいます。 つまり、ユーザーの検索キーワードや、ユーザーが求めているニーズに応えられているようなページかどうかが重要になります

まとめ

広告の掲載順位は広告ランクによって決まっており、広告ランクというのは入札単価と品質スコアの掛け算によって決まっています。

広告費が高ければ必ず上がるというわけではなく、関連性や品質スコアが低ければ順位は上がらない為、関連性を高めることが重要になります。

そして品質スコアは、推定クリック率とキーワードと広告文の関連性、キーワードとリンク先ランディングページの関連性が品質スコアを決めています。

広告を配信するときはしっかり品質スコアを見て頂いて、少なくとも7から8欲を言えば10を目指してぜひ実践して頂ければと思います。