マーケティング全般

Web集客はどんな業態でも万能なのでしょうか?

Q. Web集客は、業種・業態問わず万能なのでしょうか?

A.業種・業態によってはWeb集客は難しい場合があります。

どんな業種・業態でもWeb集客が万能な集客方法とはいえません。また、Web集客が必要ないというケースもあります。集客方法を考える上で大切な事は、「業種」よりも「ステージ」です。

例えば、ビジネスの「立ち上げ当初」はあまり必要ないと思います。

もちろん、Web集客が得意で自社である程度できる場合や、弊社のような本業がWebマーケティングの支援であったり、Web集客のプロである場合は、立ち上げ当初からWeb集客を行う事も1つの手段ですが、そうではない場合はどうしてもお金や時間もかかります。

立ち上げ当初から始める場合は、どうしても金銭面や時間面で、成果が出るまでに時間がかかってしまったり、資金力がある程度ないと続かないことがあります。そのため、立ち上げ当初やスタートアップ企業の場合は、始めからWeb集客・Webマーケティングを行う事をオススメしていません。

また、「市場に認知されていない商品やサービス」をこれから販売される方も、Web集客が適しているとは言い難いです。ある程度市場に認知されていて、世の中の人に必要と感じてもらえている物はWeb集客で成果を出しやすいですが、新しいカテゴリーの商品やサービスはオススメできません。

市場を作る事までは、Web集客やWebマーケティングだけではなかなかできないことです。例えば、SNSやテレビなどのマスメディアを上手く使い、メディアをジャックするような取り組みをしていかないと難しいと思います。

その他、実績や事例が少なかったり、そもそも無い場合もWeb集客で苦戦します。そのため、まず実績・事例をしっかり作ってからWeb集客に力を入れていくことをおすすめします。理由としては、事例・実績がある方が結果を出しやすいためです。

反対に、会社や商品のブランド認知度がある場合は、Web集客の成果が出しやすいです。

他にも、口コミや紹介で顧客がある程度集まってくる状態がつくれる場合も成果が出しやすいです。口コミや紹介で顧客が増えるという事は評判が良いという事で、それはWeb上でも伝わります。結局のところ、Web上でもリアルとの繋がりがベースになり、リアルでの評価がオンライン・Webに反映されます。つまり、リアルでベースができている場合は圧倒的にWeb上でも結果を出しやすいということです。

また、「商品やサービスが世の中に知れ渡っている」、「商品カテゴリーの検索キーワードが一定数検索されている」という状態も非常に結果が出しやすいと思います。例えば、鬱の悩みがあるという人に対して、「鬱になったらどこに行くか?」というと、おそらく一番早い選択肢が心療内科や精神科に行くことだと思いますが、そのことは市場に知れ渡っているはずです。

そのため、先程の例の場合、精神科や心療内科のクリニックのホームページはWeb集客で結果が出しやすいです。

反対に「商品やサービスが世の中に全く知られていない」場合は、結果を出すのが難しいです。例えば、「サプリメントを使ってうつ病を治していく」といった内容の場合、実際に存在するのか断言できないし、仮に治せるサプリメントがあったとしても、世の中=市場の人にサプリメントでうつ病を治す考え方が浸透していない場合は、Web集客を行っても苦戦する可能性があります。この状態でWeb集客を進めると、「時間」や「お金」もかけていかないと結果が出ない可能性があります。

最後に、Web集客をする上で重要なことの1つとして「ターゲットが明確である」ことが挙げられます。ターゲットが明確であればあるほど伝えるメッセージやデザインが非常に研ぎ澄ませやすくなり、Web集客で成果に直結する可能性が高まります。

ここまで、「Web集客は、業種・業態問わず万能なのか?」ということについて、Web集客の向いているケースと向いていないケースを踏まえてお伝えしました。結論としては『万能ではない』という事です。もちろん成果が出せる方法もありますが、時間やお金がかかり、苦戦する事もあります。結果を求める場合は、今回ご紹介した内容が重要になりますので、ぜひ参考にして頂きたいと思います。もちろん「Web集客でこんな分野、こんな状態でもWeb集客できますか?」「Webマーケティングの相談をしてもいいですか?」という場合は、お気軽にお問い合わせフォームからご相談ください。

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