見極めポイントは5つ!失敗しないWebコンサルタントの選び方

投稿者プロフィール

栃本常善
栃本常善代表取締役/マーケター
株式会社マーケティング・エッセンシャルズ代表取締役/Web集客に強いマーケター/ これまで累計90業種以上のビジネスに関与。中小企業・ローカルビジネスのためのWebマーケティングをワンストップで支援する/自身でセミナールームや整体院、zoom配信サポートなどの事業を経営。著書に「ローカルビジネスのためのWebマーケティングが基礎から学べる本」(つた書房)がある。SEO/MEO対策、優良顧客を集めるためのメディアミックス、Webマーケティング戦略にめっぽう強い。


ホームページやWebを使って集客をしている方から、「正しい方法で集客できているのか自信がない」「運用方法を見直したいけど、どうすれば良いか分からない」と言うようなご相談をお聞かせいただく事があります。

そのようなお悩みを解決するために、Webコンサルタントやマーケティングコンサルタントへのサポートを検討されている方も多いかと思います。

本記事をお読みいただいている方の中には、過去にコンサルタントに依頼をして状況改善に至った方も、そうでなかった方もそれぞれいらっしゃると思いますが、今回は中小企業のWebご担当者様に向けて、【Webコンサルタント選びで失敗しないための5つの見極めポイント】をご紹介いたします。


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【ポイント1:実績】Webコンサルティングで成果を出した事例があるか?


「実績」は、コンサルタントの技術の証明です。そして、コンサルタントの「実績」は「経験」すなわちスキルです。そのため、コンサルティング会社(コンサルタント)の実績や経験は契約前に必ず確認する事をおすすめします。

Webコンサルティング会社に依頼する場合

まずは、依頼しようとしているWebコンサルタント会社の担当者に、「過去のWebコンサルティングの実績や事例」を確認してください。その会社自体に、Webコンサルティングで成果を上げるためのノウハウや、成果を出した事例がしっかりと蓄積されているかを知る事が重要です。

会社には豊富な実績があるが、実際の担当者は新人でスキルがないという事があり得ますので、「もし担当者が思うような成果を上げられなかった場合、会社全体としてどのようなサポートがあるか?」についても確認しておくと良いでしょう。

フリーランスのWebコンサルタントに依頼する場合

フリーランスのコンサルタントに依頼する場合も、やはりこれまでの実績や事例を確認してください。この場合は、「独立前の実績」と「独立後の実績」の両方を確認する事で、コンサルタント自身の能力をある程度は図る事ができるでしょう。

もしコンサルタントが独立したばかりで事例がない場合は、
・前職での経験や知識、スキル
・コンサルタントとしてどのような勉強をしているのか

などについて聞いてみると、ある程度はスキルを図る事が可能でしょう。

実績の中身も重要です!

Webコンサルティングは、業種やビジネス規模によってやるべき事が異なります。また、大手企業と中小企業でも、コンサルティングの内容は全くと言って良いほど大きく異なります。

「大手企業での事例があるから間違いないだろう」と、実績だけを見てコンサルを選んだ結果、中小企業では通用しなかったということは良くありますので、実績が豊富なコンサルタントでも、コンサルティングを依頼しようとしている業種やビジネス規模と同じような事例での実績があるかどうかについては確認しておくべきでしょう。

実績はとても重要ですが、実績豊富なWebコンサル会社(コンサルタント)は、費用が高額な場合もあります。実績を聞いた時に、大手ばかりを手掛けているようなコンサル会社に依頼すると、費用がかさみ過ぎてビジネスとのバランスが崩れる場合もあり得ます。

そういった観点からも、実績と、その具体的な中身は契約前にしっかりと確認しておきたいポイントです。

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【ポイント2:熱意】クライアントのビジネスに関心を持ち、しっかりリサーチしているか?


コンサルタントがクライアントのビジネスに理解があるかどうかを確認しましょう。例えば、治療院の方なら「コンサルタントがどれだけ治療院業界・ビジネスに対する理解があるのか」を事前に把握していただくと良いと思います。

そのビジネスにもともと理解がなくても、一生懸命にリサーチをして知ろうとしている姿勢があるか、関心を寄せているかどうかというところも大事です。その経験がないのであれば正直に「経験がない」と伝え、それでも知ろうとするスタンス・姿勢があれば全く問題ないと思います。ただ、ビジネスに関心を示さなかったり、知ろうとしなかったりする人とは、仕事を依頼してもなかなか話が噛み合いません。

マーケティングやWebの領域では、業界のことを知らなくてもある程度うまくいく部分はあります。しかしそうは言っても、お客様の心理や業界の一般的な知識・常識を理解していないと、クライアントが一つひとつ説明しなければならなくなってしまいます。そういった大変さもあり、クライアントのビジネスを理解している・理解する努力をしているかも大切な着眼点です。

また、マーケティングに関しては、B to B、B to Cでもアプローチの仕方に違いがありますので、コンサルタントの事例にB to Bが多いのか、B to Cが多いのかについても確認してみて下さい。

 

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【ポイント3:知識】マーケティングを正しく理解し、戦略立案ができるか?


コンサルタントがマーケティングを正しく理解しているかどうか、戦略の立案ができるかどうかということも非常に重要ですので、ぜひ聞いてみてください。

「マーケティング」という言葉自体が一人歩きしているため、人によって認識が全く違います。しかしWebで集客や成果を出していく際には、正しいマーケティングに基づいた戦略が大切になってきます。

マーケティングの戦略の根幹となる「誰に何をどうやって売っていくのか?」「どのような価値を提供しているのか?」等の部分をしっかりと固める必要があります。その上でWebの取り組みをしないと、持続的に成果を出していくことが難しくなります。

特に戦略の話では「ターゲットを決める」「3C・4C分析、4P分析(いずれもマーケティング戦略)」ということも大事なのですが、上記の「誰に何を売るのか」「どのような価値を提供するのか」を固めた上で、さらに「自社にどのような強みがあるのか」「お客様は何を求めているのか」をしっかり把握して取り組む必要があります。

そうした戦略立案がしっかりできるかどうかという点も、ぜひご確認いただくと良いと思います。


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【ポイント4:当事者意識】自分のビジネスにおいてもWeb集客に取り組んでいるか?

コンサルタント自身の事業において、Web集客をきちんと行っているのかどうかという点も大切なポイントです。

Web業界のトレンドは変化が大きく、GoogleのSEOに関しても毎年ルールが変わります。そういった中で「SEO対策のためにブログをたくさん書きましょう!」と、未だに3年、5年前のアドバイスをしているコンサルタントもいます。

しかし、実はいくらブログを書いてもSEOには意味がないのです。

なぜそういったことが起きるのかというと、コンサルタント自身がWeb集客にきちんと取り組んでいないことが原因です。コンサルタント自身がWeb集客に取り組んでいて成果を出していれば、上記のような一昔前のアドバイスが通用しないこともわかっているはずです。

コンサルタントが自身のビジネスで成果を出しているかどうかは、コンサルタントのホームページを見ればどの程度Webに重きを置いて集客をしているのかが分かりますので、ぜひ調べていただけたら良いと思います。

 

【ポイント5:バランス感覚】コンサルティングが、偏った分野の話や提案になっていないか?

コンサルティングが偏った分野の話になっていないかどうかも、確認しておきたいポイントです。

Webコンサルタントといっても、Googleのリスティング広告しか提案しないような人もいます。何かにつけてホームページを作り替えさせようとしたり、広告を使って集客をさせようとしたりと、偏った提案をするコンサルタントもいますので、Web集客全体を網羅した上での提案ができるかどうかも知っておきたい点です。

基本的に、Webを使った集客では以下の施策を行います。

上記の取り組みを、バランスよく分散させて活用するという考えが重要です。

1つの方法に依存するのではなく「いずれかの方法1つが上手くいかなくても、他の集客方法でバランスを取っていく」ということができると、非常に安定して集客ができるようになっていきます。

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ネガティブなサインを見逃さないで!こんなWebコンサルタントは要注意!?


ここまで、Webコンサルタントの選び方のポイントをお伝えしてきました。では、Webコンサルタント選びを間違ってしまうと、どんなことが起こるのでしょうか?

当社が考える「要注意なWebコンサルタント」の例をいくつかご紹介します。

表面的なテクニックやノウハウに走りすぎる

知識や経験値が不足していたり、表面的なテクニックやノウハウばかりを教えたりするコンサルタントを選んでしまうと、思うような成果が出ず、Web集客は絶対に成功しません。コンサルタントに言われたとおりに一生懸命取り組んでも結果が出なければ、時間とお金のムダになってしまいます。

数字ばかりを追いすぎる

Webコンサルティングにおいて、数字はもちろん重要な指針なのですが、数字だけを追いかけるWebコンサルタントには要注意です。そうしたコンサルタントに依頼すれば、一時的にアクセス数や問い合わせ数が一気に増えるかもしれません。確かに、過大表現や極端に安値のオファーを掲げれば多くの注目が集まります。しかし、顧客の質やリピート率は確実に下がり、長期的に見ればマイナスとなってしまうでしょう。

実はこれは、クライアント自身にも言える事です。「全然アクセスが伸びない!」「問い合わせが増えない!」と目先の数字ばかりに気を取られてしまうと、ビジネスの本質を見失う事になりかねません。

過剰に介入し過ぎる

逆説的なようですが、コンサルタントが過剰にクライアントの担当領域に介入し過ぎると、クライアントが依存してしまうケースも起こり得ます。本当に優れたWebコンサルタントは、クライアントにWeb集客の方法を教えるだけではなく、その背景にある考え方もしっかり伝えます。それは、クライアント自身が自分で考え、Webマーケティングを実践していけるようになることが最終的なゴールであることをしっかりと理解しているからです。

寄り添う姿勢が見られない

「私はコンサルタントだ!」と言わんばかりに上から目線でクライアントに必要な情報を提供しない、専門用語ばかり使う、「SEO対策は社外秘」などと言うコンサルタントには気をつけましょう。Webマーケティングに「秘密」や「企業機密」などは存在しません。残念ですが、クライアントを思考停止させ、依存させることで契約を切らせないようにするコンサルタントも存在することを、頭に置いておいてください。

Webコンサルタント選びを間違えないためには、とにかく聞くことです。先にご紹介したポイントを踏まえ、少しでも疑問に感じた点は遠慮せずにどんどん突っ込んで質問しましょう。納得いくまで聞き込めば、その人が本物かそうでないかはおのずと分かるでしょう。

 

優秀なWebコンサルタントを見極める5つのポイント まとめ

今回は、優秀なWebコンサルタントを見極める5つのポイントについてお話しさせていただきました。

最後にお伝えしたいのは、コンサルタントに依頼したからといって、Webマーケティングすべてを丸投げして良い訳ではない、ということです。WebコンサルタントはあくまでWebマーケティングにおけるサポート役であり、意思決定をするのは経営者であるべきです。

Webマーケティングは万能ではありません。リアルで売れないものはWebでも売れませんから、Web集客を展開する以前に、商品やサービスの質が高いことが前提でなければ決して結果を出すことはできないのです。コンサルタントの仕事と企業努力を切り分けて考え、お互い対等なパートナーとしてWebマーケティングに取り組んでいけるのがベストです。

今回お話しした内容を参考に、少しでも優秀なWebコンサルタントを見極めて、成功への近道を目指していただけたら嬉しいです。