いまさら聞けない「5G」って何?5GによってWebマーケティング界隈はどうなる?

最近、ちらほらと耳にするようになった「5G」。ところで、「5G」とは、いったい何なのか?今回の記事では、その疑問にお答えします。また、5Gの普及によって、Webマーケティング界隈でどのような対策を行なっていけば良いか?をお伝えしていきます。あなたのビジネスのヒントになれば幸いです。

1、5Gとは?

初めに、「5G」とは「第五世代(移動通信システム)」の英訳「5th (G)eneration」の略式表記です。第五世代という呼称は、この地球上にケータイが生まれて、スマートフォンへの進化の途を辿る一連の過程の話に端を発します。「私は、第五世代(5G)がどういう通信規格なのかわかれば、それだけで良いですよ」という方は、次の(1)~(5)の項目は読み飛ばしていただいて大丈夫です。それでは駆け足で、第一世代から、現時点での最先端である第四世代それぞれの特徴を説明します。

(1)、携帯電話誕生!そして、第一世代移動通信システム(1G)へ

しばしば「必要は発明の母である」という表現で「こんな感じのもの(モノ、サービス)があったらいいな!」という発想を大切にしようという話が巷で語られます。たとえば、「携帯電話は、当初はアメリカ陸軍の軍事用品として開発された」という話を聞いたら、皆様は少々驚くかもしれませんね。しかし、実際にそれが真実なのです。

アメリカ陸軍が、作戦行動時の利便性を考えて開発した軍事用技術が携帯電話にはふんだんに盛り込まれています。たとえば、「コンパス」と「地図」という二つの異なるアイテムの機能をまとめてみようと考えた結果、通信衛星との交信による全地球測位システム(=GPS)を携帯電話の通信システムに応用するという技術が開発され、現在でも大いに活用されている仕組みの原点となりました。

このようにして1980年代に世の中に生まれた携帯電話は、急速な勢いで開発が進められていきます。この第一世代(1G)のときにアナログ方式の通信によって運用が開始されました。

(2)、第二世代移動通信システム(2G)の特徴

第二世代移動通信システム(2G)の規格は、1993年の日本において生まれたといわれています。この規格ではデジタル方式が採用され、PHSを含むあらゆる携帯電話がウェブ対応や電子メール機能を備えるようになりました。日本においては、第一世代移動通信システム(1G)の際に活躍した周波数の帯域を引き継ぎ、新たな周波数の帯域の新規割当や新規追加を受けて第二世代移動通信システム(2G)運用が開始されました。

(3)、第三世代(3G)の特徴

第三世代移動通信システム(3G)の規格は1999年12月から運用が開始された「iモード」が分類されます。「iモード」サービスの登場によって携帯電話からのインターネット接続が容易になり、その利便性が人気を博し加入者数が激増しました。第三世代移動通信システム(3G)の規格の普及が勢いに乗ったところで、NTTドコモが第三世代移動通信システムの携帯電話(3G)である「FOMA」を携帯電話市場に投入しました。しかし、第三世代(3G)のユーザーは思ったほど増えずNTTドコモ社の期待に「現実が伴わない感」がありました。以上のことから総合的に評価すると第三世代移動通信システム(3G)の特長は、デジタルで高速データ通信が可能な点にありました。

(4)、LTE「(L)ong (T)erm (E)volution」の特徴

LTE「(L)ong (T)erm (E)volution」とは無線を利用したスマートフォンや携帯電話用の通信規格のひとつです。大手通信キャリアであるNTTドコモやau、ソフトバンクが所有する基地局をアクセスポイントとして電波を発信しています。 携帯電話のデータ通信の快適な利用を目指し開発された通信規格で、高速化と低遅延、多接続の3点に重きを置いています。LTEは3G回線を進化させ、4Gへの移行をスムーズにするために開発された3.9Gの通信規格回線だと言われています。データ通信速度は最大150Mbpsの高速通信であり、3G回線速度の約15倍の速さを実現しています。LTEの登場で私たちはより快適な通信環境を体感できるようになったといわれています。

(5)、第四世代移動通信システム(4G)の特徴

3G、LTEの後に続いて登場した第4世代移動通信システムである4G回線「(4)th (G)eneration)は、3G回線やLTE回線よりも通信速度が速く快適な回線として現在は主流になっています。 LTE回線は3.9G回線と呼ばれることもあり、LTE回線と4G回線の違いは、それほど大きいものではありません。事業者の中にはLTE回線と4G回線を同じものと捉えるところもあり、LTE「(L)ong (T)erm (E)volution」と第四世代移動通信システム(4G)はさほど厳密に区別されていないという実態があります。

2、ついに第五世代移動通信システム(5G)へ!

そして、いよいよこの記事のメインテーマとなる第五世代(5G)の話に入ります。さて、第五世代移動通信システム(5G)の通信規格が普及することによって私たちの生活にどのような変化がもたらされるのでしょうか?

(ⅰ)第五世代移動通信システム(5G)の規格の特徴

 a.「5Gの技術が生まれた経緯とは?」

5G(第5世代移動通信システム)は、日本で現在主流となっている4Gに代わる新しい通信規格・通信技術です。先述の通り、1980年代に携帯電話が登場して以来、通信規格は約10年ごとに世代交代してきました。スマートフォンの爆発的な普及を後押しした4G(3.9Gとも呼ばれたLTEを含む)に対し、5Gはより多様なデバイスとアプリケーションをつなげる通信規格だと言われています。それでは、「デバイスとアプリケーションをつなげる通信規格」とは、一体どのような目的を持つ通信規格なのでしょうか?

b.「5Gの通信規格の目指す目的とは?」

5Gの実効速度は4Gの約100倍となる10Gbpsに達します。しかし、優れているのは実行速度が「超高速」であることだけではありません。1平方kmあたり100万台という大量の端末と接続できる「多数同時接続」と、従来の約10分の1となる1ミリ秒(0.001秒)程度の「超低遅延」という3つの特徴をあわせて実現することができます。5Gの実現はあらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」の技術を支える基盤となることを期待されています。

c.「ところで「IoT」とは?」

少しだけ本題から話が逸れますが、皆様は「家電×IoT」、「農業×IoT」、「工業×IoT」の話を耳にしたことはありますか?「家電×IoT」、「農業×IoT」、「工業×IoT」のこれらの関連性は、「家電製品がインターネット回線につながったら、どのように進化するか?」、「農業の仕事にインターネット回線を使ったデバイスを導入したら、どのように農作業が変容するか?」、「工業用の製作機械をインターネット回線に繋げたら、現場の仕事にどのようなメリットが生じるか?」という意味合いで語られます。以上のことから「IoT」とは、「(I)nternet (o)f (T)hings」の頭文字を略したものです。この「IoT」の技術が最終的に目指すところは、「モノのインターネット化」です。

d.「5Gの技術とモノのインターネット化の関係とは?」

「5Gの技術とモノのインターネット化の関係とは?」という疑問に対して「もう少し詳しい説明が欲しいです」という方のために、ものすごく身近な具体例を使ってご説明します。

【家電×IoT】

たとえば、湯沸かしポットがインターネット回線につながると、次のようなことが実現します。帰宅前にスマホなどからインターネット回線を通じて、湯沸かしのタイマーをセット出来たらとても便利ですよね。

また、反対に、湯沸かしポットの内蔵センサーの動作記録を、外出中の方がスマホなどから確認できるようになると、非常に便利です。というのも、遠く離れたところに住む一人暮らしの親などの安否確認をすることが可能になります。毎日、様子伺いの電話を掛けるのは、生活時間帯が異なる者同士の場合であればとくに憚られますが、この「家電×IoT」が実現すれば、「毎朝十時になると必ずお茶を淹れる父親が昨日は電気ポットに触れていないみたいだ」ということで、つかず離れずの距離感をもって見守りができます。もちろん、湯沸かしポットだけでなく家の中に存在するありとあらゆる家電製品がつながることが考えられます。

【農業×IoT】

それでは、農業がインターネット化すると、どのようになるのでしょうか?農業の仕事において、これまで見回りが必要だった部分を大量のセンサーを農地に設置したり、トラクターなどの農業用機器をインターネットにつなげることで、大幅に仕事の省力化が図れると言われています。農家さんの高齢化や後継者不足などに伴って発生するのマンパワー不足解決策として有力視されています。

【工業×IoT】

工業においても農業と同じようなことが言えます。工場に設置されている製作機器がインターネット回線につながれば、現場には必要最小限の人員のみを配置して本部からの遠隔操作で製作機器を作動させれば良いということになります。さらなるコストカットを求められる現代において、経営コストにおいて最も多くの割合を占める人件費を効率的に削れることが企業にとっては、大きなメリットです。

(ⅱ)第五世代(5G)の規格が普及するメリット

さて、話は「IoT」の技術を踏まえながら、本題の5Gの話に戻ります。ありとあらゆるモノがインターネット回線とつながるという「IoT」の技術の実現は、逆説的にインターネット回線の「超高速化」、「多数同時接続」、「超低遅延」という3つの課題の克服を十分必要条件として必要とします。したがって、結論的には「第五世代(5G)の規格が普及するメリットの一つは、「IoT」の技術の向上にあるとも言えます。
また、これら3つの特徴に加えて「ネットワークスライシング」という技術も5Gに関わる重要な技術としてさまざまな業界から注目されています。これは「ネットワークの分割」を意味する言葉で、サービスが要求する内容によって異なる(仮想的な)ネットワークを構築できることになります。例えばあるサービスでは高速大容量なネットワークとして、別のあるサービスでは低遅延で高信頼性のあるネットワークとして利用するなど用途に応じた使い分けがが可能になります。

(ⅲ)第五世代(5G)の規格が普及するデメリット

 あらゆるものが「超高速化」、「多数同時接続」、「超低遅延」な状態のインターネットにつながることで、これまで以上にサイバー攻撃の件数が指数関数的に増えることも予想されます。これまでのサイバー犯罪に対する対策だけでは、対応が追い付かなくなるという懸念もあります。AIの技術など駆使しながら新しい形でのサイバー犯罪対策を講じていく必要があります。

3、第五世代(5G)の通信規格は、もう始まっているの?5Gの今後の見通しは?

5Gは今年2020年から順次、日本国内でサービス開始を予定しています。したがって、今後は技術の運用のみならず、法律の整備といった5Gを運用するマクロな視野での環境整備も必要になってきます。

 

また、5Gスマホは2020年に2億8000万台になる見通しで、中でもAppleや中国ファーウェイの新型スマホの全てが5G化するようで、2020年には一気に5Gが普及するでしょう。

図●5Gスマートフォンの数量見通しのベースシナリオ (出所:みずほ証券エクイティ調査部作成)

 

4、Webマーケティングを行う中小企業、スモールビジネスにおいてはどんな対策をしていけば良いか?

5Gが普及するということで、よく言われているのが、動画が高速でダウンロードできるようになり、そのスピードがなんと20倍とも言われています。これまでも快適にスマホやタブレットでYouTubeやNetflix、Amazonプライムビデオなどの動画が見る事ができていましたが、さらにそれが快適になり、都市部だけでなく、地方でもより快適に動画が視聴できるようになると言われています。そうなれば、ビジネスをしている立場の人であれば、マーケティングに動画を使わない事自体が大きな機会損失になります。弊社でも、動画を使ったWebマーケティングをしていますが、2020年はそれをさらに加速させ、セミナーや講座オンライン化(webセミナーやオンライン講座)、面談や打ち合わせをオンライン化(zoomやskype)し、オンラインマーケティングをさらに加速させていく事で、弊社のサービスを届けていきたいと考えております。

この記事をご覧いただいている方も、2020年はぜひオンライン化を加速させてください。

それでは、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。